タイトルから受ける印象通り、意図されたものながら、過激な言い回しで理系バカ、文系バカを斬ってみせる。
一部裏を取った統計データなども引用してはいるが、全体的には著者の人生経験に基づく主観でお話をしているような構成と言える。日本と海外の学校を経験した帰国子女の視点から、日本の理系、文系教育や独特な社会の風潮を批判する部分は理にかなっている面もあると同時に、著者のみのわずかな経験と視野に基づいたと思われる片寄った主観的な意見も多い。
何よりも、このテーマを扱う上で必須の理系、文系の定義がはっきりしていない、と著者自らが述べているが、それ以上に、本来的に理文の分類とは無関係な話題を無理やりに分類して述べている内容が多く、読者は混乱させられるかもしれない。
あまり真面目に読みこもうとすると落胆するかもしれないが、そういう経歴を持つ人のざっくばらんなお話だと思って娯楽として読むのが良いだろう。