48歳の大学教員・春井先生がゼミの三年生・伊瀬くんから
とっても分かりにくいアタックをうけていることに遅まきながら気が付き
なんで二回り以上も年上のサエナイ自分に、優秀な若者が???!!!
・・・と延々と悩んでいる物語です。
本当にサエナイだけだと、なんでこのオジサンがいいの?と読者までハテナになってしまい、
入り込めませんが、先生は穏やかでイイ人だし、どんくさいながらも、研究には光るものがある・・・ようです。
この研究上の光るもの(←研究のスタンスみたいなものでした)は、
やや専門的で地味。
でも、伊瀬くんが春井先生に魅かれた理由のひとつでもあります。
『伊瀬くんは春井先生が好き』
という情報を読者は最初から知っていて読んでいるので
伊瀬くんの辛辣な態度の意味やそこに隠されている優しさ、それが真っ直ぐ伝わらないゆえに
ビクビクしたり、ハテナを浮かべたりしている春井先生のリアクションを楽しむ物語かも。
伊瀬くんの恋心に気が付くまでと、気が付いた後と、ずーーっと悩んでますが
気付いた後は枯れたオジサンが微妙にウキウキして可愛いです。