内容紹介
図解雑学シリーズよりも、一歩踏み込んだ、理系の学生のための力学の入門書です。>高校の物理の授業では、なんだか細かい計算をさせられて9.8N・m/s2とか5.5J・sのような答えばかりを書いていた(書かされていた)記憶はありませんか。しかも単位を間違えたらダメとかも、よく先生から釘をさされていました。こんな計算問題ばかりを出題していては、物理が嫌いになってしまうのも、無理はないように思われます。物理は、字のとおり、物の理(もののことわり)を説明する科学のことです。目に見えるものの動きを研究するのが本来の仕事です。その研究の結果が応用され、車輪や滑車、自転車や自動車などのさまざまな成果物が発明されました。そう考えると、物理の授業はもっとおもしろくても、よかったのではないかと思います。本書では力学をとりあげています。力(仕事)はそのまま熱(エネルギー)に変換できます。さらに、エネルギーは物質に変換できることがわかっています。つまり、力と熱と物質は、じつは同じものが形を変えているに過ぎないのです。どうです、少しは興味がわいてきませんか。本書は、そんな力学をいきなり専門的にではなく、高校の物理のレベルから大学の物理のレベルの入り口まで案内するテキストです。 どうしても苦手だった力学を、この本なら克服できます。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野田 学
1962年愛知県生まれ。名古屋市科学館学芸課主任学芸員。1986年京都大学理学部卒業。名古屋大学大学院にて宇宙物理学を専攻し、飛翔体を使った近赤外宇宙背景放射の観測により1992年1月博士(理学)取得。名古屋市工業研究所研究員を経て、1997年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)