目次にあるとおり、具体的な記載方法(何をどう記録するか。注意点は何か)は5章中、第3章「ラボノートの書き方」(約30ページ)です。他の章はラボノートが必要な背景(特許や先取権)やどう管理するかといった、研究管理とラボノートについての記載です。学生や平研究員には無縁な内容が多いかもしれませんが、3章の中身に加え、ラボノートを記載する重要性への理解が深まるのではないでしょうか(自分の論文の為だけでない。後任者や第三者が論文や開発のためによんで中身を理解できるもの重要な役目)。ラバノートの記載が義務でない場合、個人個人の裁量に任されていて何を書いたらよいかわからない場合にも参考になると思います。他の方も記載されていましたが、これは生化学分野の内容ですが、第3章にちょこっと出てくるだけです(東大生ノート本とは違い、具体的な記載がされたノート例は少ないです。いろんな具体的記載例を見たいと思われている場合は、後悔します)。テクニカルライティングの本で、自分の未知領域分野が具体的文章として紹介されていると、分かりやすい、分かりにくい以前にちょっと引いてしまうので、具体的な内容が少ないのは仕方がないのかもしれません(個々の分野ごとの具体例があればいいのですが)。あといわゆるラボノートは高価なので、自発的に自費で用意されるなら、糸綴のA4ノートで良いと勝手に思っています。10年前は大学生協、無印やツバメノートで200円以上のイメージでしたが、この前ダイソーで105円で売ってるのを見て使う予定ないのに買ってしまいました。
面白い本ですが、ラボノートの書き方と謳っているのに、相対的にこの部分が貧弱な印象を受けたので4★としました。