生命では,DNA鑑定,クローン誕生,ネアンデルタールなど。自然では,イルカと泳ぐ,バリ島紀行,真鶴岬。脳については,脳内革命,インターネット,官僚など。
テーマの設定は一見かなり恣意的ではあるが,実に楽しく読める。例えば,「安楽死」では世界で死体が見られる場所や,死の手助けを法的に認めているオランダを紹介。
「一番透明な水が流れる川」は柿田川をカラー写真と生態系のイラストで紹介。「ビートたけし」では横顔ばかりでなく,映画監督としての才能を高く評価している。「いい会社」で,力のない会社は消えるべきだし,活気ある会社にするには,偉い人を追い出せ,そして社会が動くことを期待するとある。
著者の布施英利氏は美術評論から科学エッセイまでをこなすマルチ人間。巻末の「地球史46億年」年表も面白い。文化系の人にもお薦め。 (ブックレビュー社)
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