「自然界の辞典」をお手元に。より一層充実した科学データブック
さまざまな理科・科学データの原点として幅広く活用されている国立天文台編「理科年表」。1冊で科学の全分野を網羅するデータブックは、世界的にもほとんど類を見ないものです。
大正14年の創刊以来、「理科年表」は研究者はもとより、理系学生、理科教育関係者、サイエンスライター、メディア記事担当者、理科ファンなど、「科学」に携わる実に多くの方々に愛用され続けています。
図書館や研究機関、企業のレファレンスツールとしても重用され、データの信頼性、広範性は折り紙付きです。また教科書をはじめ、論文や報告書、ホームページ上などにおいても、さまざまな科学データの典拠として、「理科年表」は現在最も多く引用される書籍のひとつです。
『平成19年版』の特徴
● 2006年8月末に採択された惑星定義の新基準に伴い、「暦部」「天文部」を大改訂。
冥王星データは継続して掲載しながら新基準に伴う情報を追加・補足し、書き下ろしのトピックスも掲載。
いま話題の冥王星の情報が満載です!
●「気象部」では、世界の気象観測データを再構成。
観測地点を各国を代表する地点に変更。より身近に世界の気象を知ることができます。
● 関心の高い台風・火山・地震データも充実!
最新データ・情報が満載して内容充実の7部門構成。カバーデザインも一新します。
『理科年表平成19年』の新規(New!)および大幅改訂(Update)項目
2006 年8月、プラハで開催された国際天文学連合(Interbational Astoronomical Union、IAU)第26回総会において、「惑星」の定義に関する決議が採択されました。それに伴い、『平成19年版』では今回の「惑星」の新たな定義を受けて、暦部、天文部で新たな対応を行いました。
*印は今回の定義により新たな対応を行った項目。
■ 暦部
「惑星」(*)
「Ceres、Pallas、Juno、Vestaの位置」(Update)(*)
「惑星の定義」(トピックス)(New!)
■ 天文部
「惑星表」(*)
「太陽、惑星および月定数表」(*)
「衛星の表」(*)
「おもな太陽系天体の大気化学組成」(*)
「小惑星」(Update)(*)
「小惑星と隕石の物理的特性」(*)
「おもな高エネルギーγ線源」
「これまでに観測された星間分子」
「極運動と自転速度変動」
「世界のおもな光学赤外線望遠鏡」「日本のおもな光学赤外線望遠鏡」
「世界の天文観測衛星・惑星探査機」「日本の天文観測衛星・惑星探査機」
「「はやぶさ」による小惑星イトカワの探査」(トピックス)(New!)
■ 気象部
「気象部に掲げた世界の観測地点一覧表」(Update)
「世界の気温の月別平年値」
「世界の相対湿度の月別平年値」
「世界の降水量の月別平年値」
気象観測地点を、各国を代表する地点へ変更しました。
・釧路、宮崎の観測場所の移転に伴う国内気象データの改訂
・観測値(気温、降水量、風速)の最大(小)記録、1位~10位など最新情報を掲載
「顕著台風と近年のおもな台風の経路」(Update)
「日本のおもな気象災害」
■ 物理/化学部
「原子量」(Update)
「元素の周期表」(Update)
「安定同位体」(Update)
原子量データを118番まで掲載、安定同位体データを大幅改訂
「高分子化合物」
「抗生物質」
「物理学上のおもな発明および発見」
「化学上のおもな発明および発見」
■ 地学部
・日本の地理データ(山の標高、河川、湖沼)を改訂
「日本のおもな都市の面積・人口」(Update)
市町村合併により10万人以上の都市が増加。合併によって新しくできた都市なども見受けられます。都道府県によって人口の増減があり、人口の流れがわかります。
「都道府県庁間の距離」(Update)
石川県庁が移転、それに伴い各間の距離が変更 「地質年代表」
更新世の年代を改訂。従来からの時期(1.65(百万年))から1.8(百万年)へ変更
「日本の遺跡」(Update)
最新の年代測定法によるデータに全面改訂
「世界のおもな火山」、「日本のおもな火山」(Update)
2005年までの最新情報に更新。世界各地でいまも火山活動を続けている場所があり、地球は「生きている」ことを実感させられます。
「日本付近のおもな被害地震年代表」、「世界のおもな大地震・被害地震年代表」(Update)
国内では、2005年3月20日の福岡県西方沖の地震、8月16日の宮城県沖の地震データを追加、世界では3月28日のスマトラ(インドネシア)の津波、10月8日のパキスタンの地震データを追加しました。火山同様、大きな地震、津波も頻発していることがわかります。
■ 生物部
・動物・植物分類表は隔年掲載。
平成19年版は「植物分類表」「藻類分類表」「菌類分類表」「原核生物分類表」「ウイルス分類表」
・ヒト遺伝子座表、遺伝子地図を改訂(Update)
・免疫データの改訂
「リンパ球などホーミングにかかわるケモカイン」(New!)
「T細胞のホーミングにかかわる接着分子」(New!)
「炎症部への白血球の遊走とケモカイン」
「免疫担当細胞の種類と分化」
・生命科学トピックス(New!)
「丸ごとの生き物としてのモデルマウス」:森脇和郎(独立行政法人理化学研究所)
「自然免疫」:審良静男/植松智(大阪大学微生物病研究所)
「生物の進化を解析する」:岡田典弘(東京工業大学大学院生命科学研究科)
■ 環境部
・気象庁観測の最新環境データを掲載(Update)
・新規項目を大幅追加
「温暖化と地球環境変化」(トピックス)(New!)
「世界の年降水量」(New!)
「地球の水量の分布」(New!)
「大陸別水収支」(New!)
「氷雪の分布と量」(New!)
「水域の透明度」(New!)
「ハクチョウ・ガン・カモ類の観察数ベスト10」(New!)
■ 附録
・ノーベル賞各賞の受賞者と受賞理由(1901~2006年まで106年間を収録)