祖母をはじめとする周囲の人間からの結婚への期待にうんざりしていたヒーローは、架空の妻を創り上げ、妻帯者を演じる事で有意義な生活を送っていました。(妻は病弱なので田舎から離れられないとの設定。何年も誤魔化せたあたりが凄い)
ところがある日、自分の妻が買ったというドレスやら帽子やらの請求書が届き、妻の噂が街で広がったのでさぁ大変!
存在しないはずの妻がどうして存在しているのか…!?
そしてヒーローは自分の屋敷にて噂の妻と初対面を果たすのですが…
始めから終わりまで、ノンストップで読めました。
突然現れた妻にあたふたさせられながらも惹かれていく事を止められないヒーローと、ある事情を抱えるヒロインとのやり取りが面白い。
自分の主張を張り合いながら、お互いにやり込めたりやり込められたり。
そのうち段々と惹かれあっていくのですが、ヒロインの抱えた事情は複雑で、なかなか二人は落ち着かず…
最終的には嘘から出た真というか嘘を真にしたっていうか…とにかくハッピーエンドで読後感も微笑ましいです。、最後のネタはちょっとできすぎ感もしましたが。
イレギュラーな設定と二人の恋と自己主張の押収をお楽しみください。