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理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
 
 

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書) [新書]

高橋 昌一郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

アロウ、ハイゼンベルク、ゲーデルらの思索を平易に解説しつつ、人類が到達した「選択」「科学」「知識」の限界論の核心へ。 知的刺激にみちた、「理性の限界」をめぐる論理学ディベート。

内容(「BOOK」データベースより)

私たち人間は、何を、どこまで、どのようにして知ることができるのか?いつか将来、あらゆる問題を理性的に解決できる日が来るのか?あるいは、人間の理性には、永遠に超えられない限界があるのか?従来、哲学で扱われてきたこれらの難問に、多様な視点から切り込んだ議論(ディベート)は、アロウの不可能性定理からハイゼンベルクの不確定性原理、さらにゲーデルの不完全性定理へと展開し、人類の到達した「選択」「科学」「知識」の限界論の核心を明らかにする。そして、覗きこんだ自然界の中心に見えてきたのは、確固たる実在や確実性ではなく…。

登録情報

  • 新書: 280ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/6/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062879484
  • ISBN-13: 978-4062879484
  • 発売日: 2008/6/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
63 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nobptl
形式:新書
久しぶりに「面白すぎる本に出会った」という感想を持たせてくれる本に出会った、というのが読後の正直な感想です。

私は哲学や論理学については素人ですが、この本はそのような素人であっても、グイグイと引き込まれていく、非常な読みやすさを持っています。なぜそうなのか考えてみると、以下のような特徴があると思いました。

1) 分からない人の存在を前提に書いている
 とかく専門書に頻出しがちな横文字や専門用語の説明無しの使用は、この本では皆無と言えます。なぜなら、架空のシンポジウムを文字おこしした本として書かれており、素人の会社員や運動選手などといった、普通の人が「分かりません!」とすぐに突っ込みを入れ、「では分かりやすくご説明しましょう」と、すぐに説明が続くからです。それでも、「分かりやすくと言いつつ、実際には分からない」ということが他の本では多いのですが、この本に限ってはそのような心配は無用です。

2) 問題の提示の仕方が生活に密着した題材として出されるため常に現実感がある
 とかく哲学というものは、素人から見ると、およそ生活とはかけ離れた絵空事、という風に感じがちです。それは、問題設定が自分の生活の領域とかけ離れているからだと思います。この本はそうではなく、常に「私たち一般人の現実」を議論の出発点にしています。そのため、哲学や論理学とは、実は自分の生活に非常に大きな位置を占めているのだ、ということが良く分かるようになっています。生活に役立つ本、人生を豊かにさせてくれる本。著者はおそらくそう言うことを目指して書いたのではないかということが、読んでいて良く伝わってくるのです。

他にも色々、良い所はあるのですが、私にとってはこの二点だけでも、読むに値すると思います。ぜひお読み下さい。おすすめします!
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書
「理性の最後の一歩は、理性を超える事物が無限にあるということを認めること」(パスカル)

ここまで面白い本だとは思わなかった。時々頭をフル回転させながら読んだ。本書では以下の3つの限界という視点から、理性の限界に迫っている。
・選択の限界(社会科学の限界):アロウの不可能性原理
・科学の限界(自然科学の限界):ハイゼンベルクの不確定性原理
・知識の限界(形式科学の限界):ゲーデルの不完全性定理

著者は論理学と哲学の専門家。難解なテーマを、実に楽しく興味深く解説することに成功している。ポイントのひとつは架空の対話形式になっている点だろう。会社員、大学生A、科学者、運動選手、カント主義者、映像評論家、国際政治学者他、著者自身も「何人登場させたか自分でも覚えていない」という多彩な人物たちのある意味で適当な登場加減が結果的にいい味を出している。知的な刺激を存分に楽しむことができた。良い本です。お勧め。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白頭
形式:新書
合理的選択、科学的認識、論理的思考の3つの題目にそって
それらがほころびのようにみせる決定不可能性について、
アロウ、ハイゼンベルグ、ゲーデルをネタに「理性の限界」
について概観じたもの。あくまで雰囲気ですよ。オリジナル
の定理/原理の本来の内容は、本書ではあまり深くはふれま
せん(またそれを目的としたものでもないです)。

切り口はちがえど、どうしてそのような非決定性、非確定性
へと至ってしまうのか、そのことが何を意味しているのかを、
あらためて考えてみるとき、論理と世界についての捉え方や、
そもそも考えようとする意志そのものの過剰性にについて、
思いをめぐらさざるをえなくなる。
いろんなパラドクスも紹介されてて、そういう意味で面白い
いい入門書だと思えます。
このレビューは参考になりましたか?
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投稿日: 2か月前 投稿者: Kana
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哲学の限界
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投稿日: 5か月前 投稿者: あぎ
あえてレビュー
この本の面白さは、学問のジャンルに囚われない柔軟さでしょうね。
著者は専門の論理学が、広く他の分野にまたがり相互に影響を与える様を... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: ana5
有名な定理定説が学べます! が・・・。。。
色々な定理定説がまとまっていて、かつ、分かりやすく解説されているところにお得感があると思いました。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: ぼのぼの*
架空のシンポジウム形式でまとめられた、知的好奇心をくすぐられる良書
スポーツの記録や、体の大きさ、寿命など、人間の肉体的限界は理解できるが、果たして、合理的思考や認識など、人間の理性には限界はあるのだろうか?... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: grimona
結局はわからないということがわかった…のかな
最後の、ゲーテルの不完全性定理のあたりにくるとハードな論理学になってもうぜんぜんわからない世界だったが、それでも対話形式でどんどん読み進められてしまうので、書かれ... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: nacamici
ブックガイドとしては最適
読んでいる最中には非常に面白く、参考文献として挙げられている本も幾つか読み進めるくらい、感化されてしまった(本文中には具体的な書名は余り出てこないが、巻末の参考文... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: yanagawa3
Anything goes!
私にとっては、知っている理論と、なんとなく知っていた「つもり」の理論と、知らない理論がまぜこぜの本でした。二重スリット実験は知っていたけど、ナッシュ均衡は知らない... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: とり
想定外と想定内  震災の後に本書を読んで
震災を踏まえて本書を読んだ。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: くにたち蟄居日記
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