著者によるこれまでの書籍と比較すると、演習問題が増えている。「ですます調で日本語に訳しなさい」「である調で日本語に訳しなさい」等。
ドリル形式で文法事項を習得する本は受験参考書などを含めると夥しい数にのぼるが、著者が実務翻訳の現場で取捨選択してきた、もっとも重要な文法事項に絞られている。目的がはっきりしているので、例文も翻訳現場に即したもの。最低限これだけは必要だという信念を感じる。
著者のHPより、この本のポイントを引用すると、
・習得すべき文法事項を最小限に絞り込み、演習問題を通して理解を深める
・時間のない人は例題だけでも可
・大学時代から少しづつノートにまとめていたものを、実際の翻訳の仕事の中で取捨選択
翻訳を学ぶ人のことを考えた一冊。頭が下がります。