名作「LIFE」に続いてリリースされたサード・アルバム。前作からまたしてもガラっとスタイルが変わり、ジャズ色の濃い仕上がり。まだ前作で得た人気の余波があったからか、普通であれば絶対にシングル・チャートを上昇することなどありえないような、シックな「大人になれば」がまたしてもヒット。全8曲中歌モノは5曲で、残りはインストとちょっとしたスタジオでの練習風景が織り込まれた程度。アルバム全体で25分程しかないのが惜しまれるが、内容は充分濃い。なお、この後にリリースされるシングル群、「夢が夢なら」「Buddy」「ダイスを転がせ」「ある光」「春にして君を想う」の一部でも、同じメンツ(ピアノ渋谷毅、ベース川端民生)による演奏を聴くことができる。ホーン等も含めて純然たるジャズといえる24みたいな曲をもっと聞いてみたかった気がする。カリプソっぽい5は意外と「LIFE」に通じるハッピーな明るさを持った曲でこの中では異色のナンバー。そして、ハープと小沢君のヴォーカルのみによる、あまりにも美しい6はファンならば思わず溜飲が下がる名曲。内容的に見ても、今一度再評価を促したい傑作。(ただ、もうちょい曲数が多ければなぁ・・・)