登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
100 人中、82人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
あくまでも竹田流。,
By いまーじゅ太郎 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 現象学入門 (NHKブックス) (単行本)
一番売れている現象学の入門書という評判につられて,私も現象学の入門にこの本を読みました。哲学を専攻しているわけではない私にとっては確かに分かりやすかった。しかし,実際に本書を手掛かりにしながら,自力でフッサールの『イデーン』や『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』を読もうとしても,ハッキリ言ってまるで太刀打ちできないのです。竹田氏の解説は確かに分かりやすいですが,どうも簡略化が過ぎているようだし,あまりにもフッサールを賞賛し過ぎて問題点がぼやけがちのようです。代わりに新田義弘氏や谷徹氏などの本を読んでみると,フッサールの問題点が非常に多く指摘されており,やはりそう簡単ではないのだということが分かります。ただ,私も本書を読んでいたからその他の現象学の本を読もうという気になったので,本書も私の中でひとつの役割を担っていたことを認めないわけにはいきません。本書はホントに分かりやすい言葉で書かれているので読んでみても良いですが,やっぱり限界があると知った上で読むべき本だと思います。 ついでに言っておくと,フッサールのよりしっかりした入門書としては,谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)が激オススメです。さらに上を目指すなら(とても困難な道ですが),新田義弘『現象学とは何か』,鷲田清一『現象学の視線』を読むとより理解を深められると思います。もう一冊,フッサールの問題点を指摘しつつ鮮やかな解釈を提供してくれるものとして,斎藤慶典『フッサール起源への哲学』を挙げておきますが,これはラディカルながらも激賞に値するものですので,是非。それから,メルロ=ポンティやハイデガーを一緒に勉強するのも理解の一助になると思います。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
現象学は、近代哲学の難問を解き、ひとつのまったく新しい問題の地平を開いた,
By
レビュー対象商品: 現象学入門 (NHKブックス) (単行本)
その難問とは、「主観と客観の二元論」であり、その解き方の鍵は、「諸原理の原理」としての「原的な直観(知覚直観と本質直観)」と、「現象学的還元」という方法にあり、その地平はフッサールによって拓かれたが、現代においてもその理解には多くの誤解が含まれている、と著者は述べています。著者の言う、「ひとつのまったく新しい問題の地平」がなんであるか、については舌足らずの紹介をするより、この本を読んで感じていただく方が良いと思いますが、ただ、それは、人間が「ほんとうのこと」として認識して確信する根拠は一体どこにあるのだろうか?と問い直すという視点変更によってもたらされるものである、ということだけは間違いないと思います。 現象学に初めて接する方にはやや難解だと思いますが、フッサールやハイデガーなどを読んでみたけど今ひとつ何を言わんとしているのか分からなかった方、また、デカルトから始まる近代哲学と現象学の繋がりを整理して理解したい方にも、とてもよい参考書だとおもいます(巻末にある語句の解説を読むだけでも現象学のエキスに触れる事ができます)。私も、そのような参考書として4年程前から利用させてもらっていましたが、今回改めて再読してみて、この本の価値を再認識致し、レビューしてみた次第です。
40 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この入門書をきっかけに,
By カスタマー
レビュー対象商品: 現象学入門 (NHKブックス) (単行本)
専門家からはいろいろ批判もあるようですがこの本がわかりやすく面白いということは事実です。 私は、この本をきっかけにして、「認識」とは何かとか 「自我」とは何かとか、一つの言葉(概念)に拘って 物を考えるということの面白さに目覚める事が出来ました。 その意味では、大変知的な刺激を与えてくれる本です。 現象学というのはとても難解な哲学思想ですから、それこそ フッサール本人に確認でもしないと、どれが本当に正しい解釈 なのかということはさまざまな議論があっていいと思うのです。 「竹田現象学」は間違っているという人は、それなら この本よりも面白く一般庶民に届くような言葉で一冊でも本を 書いてみればいいのです。少なくとも、竹田さんのこの本の言葉は 私のような哲学の素人にも届きました。そして私はこの入門書を きっかけとしてモノを考えることの面白さを知り、哲学や思想の 本を読み漁って勉強しています。それは「事実」なのです。 そして、表現する(本を書く)ということからいえば それこそが最も大切なことであり、最も難しいことでも あるのではないでしょうか。私はこの本を評価します。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|