全章を通して感じたことは、
やっぱりプロで一流になるには強い精神力がいるんだなということ。
これは、単に野球だけではなく、社会全般に言えることだろう。
ドラフト前になると、「A選手はプロ向きだが、B選手はプロ向きとはいえない・・・」
とよく言われる。
この「プロ向き」という言葉がよくわかる本だと思う(特に丸尾選手の項)。
また、読んで思うのは、
スポーツ選手のセカンドキャリア(引退後の生活)についてということである。
ロッテの水上ほどの選手が引退後バイト生活なんて信じがたい。
隆盛を極めるプロ野球でこれなのだから、他のスポーツは推して知るべしなんだろう。
サッカー、ラグビー、バレーボール、バスケットとプロ化が進んでいるが、
セカンドキャリアの充実なくして、そのスポーツの隆盛はない。
日本のスポーツ界を憂える企業が、何かアクションを起こして欲しい。
テニスの錦織君をサポートしている盛田さんのような人が
(盛田氏がサポートしているのは、錦織君だけではない)、
いろんなスポーツに出てくることを期待する。
さて、振り返ってわが身のことだが、
「甲子園への遺言」と本書というすばらしいスポーツドキュメントというか
「人間の生き方」に関する本をこの数日で読んで、
「二度目のプレーボール」をかける日を
一日も早くと、気ばかりあせっている。