原子力工学の入門書として最適な一冊である。原子や原子核、放射線と原子力を学ぶ上で基礎となる分野から、原子力発電や核燃料サイクルなどの実用化されている分野まで広く網羅しており、この一冊で原子力工学のあらましを知ることができる。
これから原子力工学を学ぼうとする学生や技術者の入門書としても有効であるが、私のように技術士(原子力・放射線部門)を受験しようとするものにとっても、原子力工学全般を復習する上で適切な書となっている。
ただし、残念なことは、この第2版は昭和60年に発行されたものであり、原子力機関名が変わっていたり、データとして古いもの見受けられる。最新の情報を反映した第3版の発行が待ち望まれる。