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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
面白すぎる対談式宗教入門,
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レビュー対象商品: 現代霊性論 (単行本(ソフトカバー))
『いきなりはじめる浄土真宗』『はじめたばかりの浄土真宗』(本願寺出版社)のコンビによる最新作。今度は仏教(真宗)に限らず現代の霊性と宗教の様々な局面に関してトークする。ブックカバーのデザインは、なんと井上雄彦氏!コミック的に最近逝ったばかりの柳生石舟斎のような霊がただよう装画で、おどろおどろしくも魅惑的である。前著でも感じたことがだ、この二人はきわめて相性がいい。個人的にはどちらも好きなのだが、内田氏はその思想のあまりの軽快さに時々眉唾をつけたくなることがあり、釈氏の宗教論は、その知識の旺盛さがしばしば重たく感じられる。だから、二人が交互に入れ替わりつつしゃべると、軽妙で盲をつかれる思索と学問的な裏づけのある豊富な知的情報とがバランスよく提示されて、楽しみながら一挙に読み終えることができるのだ。 本書は、2005年9月から半年間行われた講義が元になっているようで、靖国問題やスピリチュアル・ブームに対する批判的なスタンスの取り方など、少なくとも議論のレベルでは、余り真新しい感じはしない。とはいえ、そんな「時評」を超えて興味深い基本的で普遍的な宗教論が随所でなされており、特に初学者にはもってこいの本として仕上がっていると思う。
39 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
観察力に長けた二人の会話,
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レビュー対象商品: 現代霊性論 (単行本(ソフトカバー))
先ず、靖国神社の合祀問題で争っている人たちは、どちらも「近代」の立場を採っている。霊までも個となってしまった。という新鮮な指摘がある。宗教者についてもよく見えている。 原初的な民間宗教者(拝み屋さんら)−その場、その相手にしか機能しないーと抽象的教義(思想)を持つ教団宗教者との対比が秀逸である。 効き目から言えば酒が水道水になった感じだ。 また、業(カルマ)について。 甲野善紀という人は、これを「税金」と言っている。天才的武道家は本人は身に一つの傷も負わないのだけれども最愛の人を失う。という形で罰を受けている。 内田樹も同様、体験から自分が回避した分のツケを誰かが払っている。という強い実感を持っている。 そして、生の終りに死があるわけでもない。死を「前倒しに」味合うことで初めて生きている。と言う。 仏教が、死、生を裏表と言うのと同じで全ては重層的に連なっているという実感である。 最後に、起源を辿ることが出来ないけれども現に存在しているある種の何だかわからないものに対して。 儀礼について。 生死の現場では「下手な言葉は何の力にもならない」。 身体的なもの、数値化できないもの、役に立つ/役に立たない、という事から離れたもの、美意識みたいなもの、畏れ。 そして、「他我」との独白について述べられている。 活字にならなかった分が相当あろうがそれは想像できる。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
常識の大切さ・持続してしまったものの力,
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レビュー対象商品: 現代霊性論 (単行本(ソフトカバー))
現代においては、「合理的である」ということが重要視されるため、合理性の枠の中で説明のつかないものは、無視されるか、あるいは非合理な迷信として切り捨てられる。しかし、合理性を判断しているその個人は100年も生きていない。一方、なぜかこの世界に存在する「常識」や「慣習」は、驚くほど長い時間の淘汰を生き延びて存在していたりする。合理主義というものが、その整合性を保つために切り捨てた現実の豊饒さ・複雑さに対しての眼差しを保つことの重要性を主張した一冊だと思います。一方で、合理性、というものも人類が長年かかって生み出した技術であり、「常識」であることも忘れてはならない。では、その両者のバランスをどうとるのか、ということについては、明確な回答はありません。「明確な回答」というもの自体、合理性を前提とした発想だからかもしれませんが。著者自身、この問いについて、今も格闘中なのでしょう。もしあなたが、同様に格闘中であるならば、格闘中の他者の思考を知ることは有用だと思います。 読みやすく、例示も豊富な一方、内田樹の書いた本を読んだ方であれば、特に目新しい点が無いため、星三つとしました。一種の自己啓発本のように、繰り返しメッセージを読むことで、言語化・合理化できないものへのおそれを維持するために自分への注意喚起を行いたいという方であれば、星四つでも良いと思います。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
日本人、あるいは人間の本質とスピリチュアルではない霊性
現代霊性論 内田樹・釈徹宗 講談社 2010年2月... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: dream4ever
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