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現代霊性論
 
 

現代霊性論 [単行本(ソフトカバー)]

内田 樹 , 釈 徹宗
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

内田樹さんと、気鋭の宗教学者・釈徹宗さんの刺激的すぎる「かけあい講義」ついに刊行!
目からウロコの宗教論です。
装画は井上雄彦さん!

生とは、死とは、霊とはなにか?
お葬式から、タブー、霊能者、新宗教、カルト、占い依存症、スピリチュアルブームまで、現代の霊性(スピリチュアリティ)への現象学的アプローチ。
「スピリチュアルの毒」にあたらないために、現代日本人必読の書!

<教えて! ウチダ先生、シャク先生>
講義の「質問の時間」付き 内田先生、釈先生が答えてくれます
Qデパートのタロット占いで「死神のカード」が出て「三十二歳まで結婚できない」といわれました
Q細木数子の本によると、私は今年「大殺界」らしいんです
Qオウム真理教がサリンを撒いたのはなぜだったのでしょうか
Q友人から創価学会に誘われています
Q死後の世界はどのような世界だと思いますか
など

著者からメッセージ:
呪いと祝福のお話です。
「話半分」ですけど半分はほんと (内田樹)

スピリチュアルなフィールドは閉じちゃダメ。
宗教や霊性に関わる言説も開いていこう。(釈徹宗)

内容(「BOOK」データベースより)

神さまや幽霊についての現象学的アプローチ。生とは、死とは、霊とは?―お葬式、占い、霊能者、タブー、新宗教、カルト、UFO…「スピリチュアルの毒」にあたらないために、現代日本人必読の書。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 306ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/2/23)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4062159546
  • ISBN-13: 978-4062159548
  • 発売日: 2010/2/23
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 面白すぎる対談式宗教入門, 2010/3/1
By 
ソコツ - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)    (VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 現代霊性論 (単行本(ソフトカバー))
『いきなりはじめる浄土真宗』『はじめたばかりの浄土真宗』(本願寺出版社)のコンビによる最新作。今度は仏教(真宗)に限らず現代の霊性と宗教の様々な局面に関してトークする。ブックカバーのデザインは、なんと井上雄彦氏!コミック的に最近逝ったばかりの柳生石舟斎のような霊がただよう装画で、おどろおどろしくも魅惑的である。
前著でも感じたことがだ、この二人はきわめて相性がいい。個人的にはどちらも好きなのだが、内田氏はその思想のあまりの軽快さに時々眉唾をつけたくなることがあり、釈氏の宗教論は、その知識の旺盛さがしばしば重たく感じられる。だから、二人が交互に入れ替わりつつしゃべると、軽妙で盲をつかれる思索と学問的な裏づけのある豊富な知的情報とがバランスよく提示されて、楽しみながら一挙に読み終えることができるのだ。
本書は、2005年9月から半年間行われた講義が元になっているようで、靖国問題やスピリチュアル・ブームに対する批判的なスタンスの取り方など、少なくとも議論のレベルでは、余り真新しい感じはしない。とはいえ、そんな「時評」を超えて興味深い基本的で普遍的な宗教論が随所でなされており、特に初学者にはもってこいの本として仕上がっていると思う。
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39 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 観察力に長けた二人の会話, 2010/2/27
By 
(宗像) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 現代霊性論 (単行本(ソフトカバー))
先ず、靖国神社の合祀問題で争っている人たちは、どちらも「近代」の立場を採っている。霊までも個となってしまった。という新鮮な指摘がある。

宗教者についてもよく見えている。
原初的な民間宗教者(拝み屋さんら)−その場、その相手にしか機能しないーと抽象的教義(思想)を持つ教団宗教者との対比が秀逸である。
効き目から言えば酒が水道水になった感じだ。

また、業(カルマ)について。
甲野善紀という人は、これを「税金」と言っている。天才的武道家は本人は身に一つの傷も負わないのだけれども最愛の人を失う。という形で罰を受けている。
内田樹も同様、体験から自分が回避した分のツケを誰かが払っている。という強い実感を持っている。

そして、生の終りに死があるわけでもない。死を「前倒しに」味合うことで初めて生きている。と言う。
仏教が、死、生を裏表と言うのと同じで全ては重層的に連なっているという実感である。

最後に、起源を辿ることが出来ないけれども現に存在しているある種の何だかわからないものに対して。
儀礼について。
生死の現場では「下手な言葉は何の力にもならない」。
身体的なもの、数値化できないもの、役に立つ/役に立たない、という事から離れたもの、美意識みたいなもの、畏れ。
そして、「他我」との独白について述べられている。

活字にならなかった分が相当あろうがそれは想像できる。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 常識の大切さ・持続してしまったものの力, 2010/3/17
レビュー対象商品: 現代霊性論 (単行本(ソフトカバー))
現代においては、「合理的である」ということが重要視されるため、合理性の枠の中で説明のつかないものは、無視されるか、あるいは非合理な迷信として切り捨てられる。しかし、合理性を判断しているその個人は100年も生きていない。一方、なぜかこの世界に存在する「常識」や「慣習」は、驚くほど長い時間の淘汰を生き延びて存在していたりする。合理主義というものが、その整合性を保つために切り捨てた現実の豊饒さ・複雑さに対しての眼差しを保つことの重要性を主張した一冊だと思います。

一方で、合理性、というものも人類が長年かかって生み出した技術であり、「常識」であることも忘れてはならない。では、その両者のバランスをどうとるのか、ということについては、明確な回答はありません。「明確な回答」というもの自体、合理性を前提とした発想だからかもしれませんが。著者自身、この問いについて、今も格闘中なのでしょう。もしあなたが、同様に格闘中であるならば、格闘中の他者の思考を知ることは有用だと思います。

読みやすく、例示も豊富な一方、内田樹の書いた本を読んだ方であれば、特に目新しい点が無いため、星三つとしました。一種の自己啓発本のように、繰り返しメッセージを読むことで、言語化・合理化できないものへのおそれを維持するために自分への注意喚起を行いたいという方であれば、星四つでも良いと思います。
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