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現代語訳 榎本武揚 シベリア日記 (平凡社ライブラリー)
 
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現代語訳 榎本武揚 シベリア日記 (平凡社ライブラリー) [単行本]

榎本 武揚 , 諏訪部 揚子 , 中村 喜和
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

幕末、五稜郭の戦いで敗れた榎本武揚は、のち明治政府に登用され、全権公使としてロシアへ。任を終え帰国する彼は、シベリア回りを選択、日露両国の将来を展望し、この北の大地の風景、物産、産業、民俗、交通その他、万般を観察、じつに興味深い日記を残した。本書は、人名・地名をはじめ懇切な注を加え、現代語訳で、この稀代の人物の旅に同行する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

諏訪部 揚子
1936年、東京生まれ。日本女子体育短期大学保育科卒業。学校法人ゆかり文化幼稚園などで20年以上にわたり幼児教育に携わる、のち(株)主婦の友リトルランドで、インストラクターのほか、企画、編集を担当

中村 喜和
1932年、長野県生まれ。一橋大学大学院卒業。同大学名誉教授。専攻は、ロシア文化史、日露交流史。主な著書に、『聖なるロシアを求めて』(大佛次郎賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 333ページ
  • 出版社: 平凡社 (2010/03)
  • ISBN-10: 4582766978
  • ISBN-13: 978-4582766974
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 16.5 x 11.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 浦辺 登 VINE™ メンバー
形式:単行本
 榎本武揚は幕末、函館五稜郭に立て篭もっての明治政府軍との戦いに降伏し、助命嘆願によって生き延び、北海道開拓に従事していた。ところが、外務卿の澤宣嘉の急死により全権公使としてロシアへ赴任している。
 この榎本武揚が著わしたシベリア日記は目的があっての記述となっている。将来的に極東ロシア、沿海州、満洲との交易を計画しているが、その見聞内容の詳細なことに驚く。随員が遊びに行っている間にも日記を書き綴っている。鉄道が全通していないためシベリアの大地を馬車に揺られての旅は苦行のなにものでもなく、病気をしなかったのが不思議なくらい。
 ロシアと支那との間に国境というものはあっても実質は機能していないが、その間隙を縫って朝鮮人の子供がロシアの学校に通っているというのも、おもしろい。さらに、シベリアにユダヤ人がすでに生活していることに驚きを覚える。
 本書は榎本武揚の原文に現代語訳、注釈が加えられているが、その作業はいかほどの年月を要したのだろうか。現代語訳、注釈があったことで読み込みが可能となったが、とりわけ、語学、科学に精通していた榎本武揚だけに日本語に置き換えられない言葉はそのまま言語表記しているので、大変な作業だったと推察する。
 いずれにしても、興味深く読み終えた一冊だった。
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