二宮金次郎(尊徳)。その存在を知ってはいても、いったい何をし、何を語った人か、いまや知る人は少ないだろう。しかし、二宮金次郎こそ、ある意味では日本の道徳の結晶ともいうべき存在なのである。戦時中の日本の修身の教科書について、戦後に厳密な調査を行った占領軍でさえ、二宮金次郎は「中庸、節倹、勤勉の精神に富んだ日本最初の民主主義者」だと評価した。しかし、それすら今では忘れられている。▼時には厳しい父の言葉のように、時にはやさしい祖父の言葉のように心にしみこんでくる珠玉の教えの数々。これを読み進めるうちに、われわれ日本人がしっかりと伝えてきた人の生きるべき道を、自分の胸に響かせることができるはずである。こんな生きる智恵と滋味にあふれた話を読みたかった。こういう話を語り継ぎたかった。そう思える一冊である。▼ともすれば現代の我々が忘れてしまいがちな、本物の処世訓が、いま読みやすい現代語新訳でよみがえる!
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ところが、価値ある考え方が記されているのです。
「百事百般儲けもの」(42~43頁)
↑一事が万事、得をしているのだという話です。
「大は小を積んで大となる」(48頁)
↑大きい事をしよう!ということなら、まずは小さい事に手を抜かない。
「柿を選ぶのにも」(50頁)
↑欠点がある人は選ばれない。
「労少なくして功多き」やり方(56~57頁)
↑苦労人の典型のように勘違いされている二宮さんですが、まずは簡単なことからはじめなよ! と言っているんです。
「湯船の湯」(60~62頁)
↑お風呂のお湯を自分の方にかき寄せるときは、お湯は向こうに行ってしまうけれど、逆に、向こうの方に押しやろうとすると、お湯は自分の方にやってくる、という面白いたとえを使ってます。
『人の捨てざる「なき物」』(118~119頁)
↑資本金を持たない、商売のはじめ方のようにとれる話です。
「実地実行を尊ぶ」(148~149頁)
↑知識を集めるオタクになるのではなく、実際に行動に移せ!という話です。
まだ、読み途中ですが、
マジメな本を、価値を引き出すよう
考えて読むと、素晴らしい本になります。
学校の先生より偉い人です(?)から、
引用したら学校の先生のほうが、
無教養であることがばれてしまうでしょう。
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