いろんな小説なり映画なりをそれなりの量楽しんでからやっとこ「人間の業の肯定」との言葉の意味がぼんやりと、まことにぼんやりとではありますが理解できるようになって初めてこの名著を読みました。
落語そのものを論じつつも、これはもしかすると道徳論の本ではないか?との思いを持つにいたるという感じです。すっとんきょうな感想になってしまっていたら恥ずかしいかぎりですが、道徳・倫理という意味で繰り返し読んでいる、読むべきであるというのが正直な心持ちです。
もちろん、落語という芸そのものへの興味も広がっています。同時期に桂枝雀さんの評伝を読んでいたこともプラスになったのでしょう、汗をかきつつ自分をさらすまっとうな職業人!!に敬意を。