最適化問題と動学分析についての説明が懇切丁寧。
ヤコビアンやヘッシアンと最適化問題、非線形計画法とクーンタッカー条件、
微分方程式や差分方程式のグラフによる定性的な動学分析。
動学分析では時間の経過と共に解がどうなるかを図で表すことで、単なる数式の変形だけではなく、
その式が一体何を意味するのかを直感的に理解できる。
特に差分方程式に関する理解はその後の時系列分析にとっても必須。
その上、旧版では詳しすぎて重たく冗長だった数理計画をすっきりとまとめて、
代わりに読者が待望していた最適制御理論をうまくまとめて載せている。
ちなみに基底という単語については、上巻のp87で説明されている。
他にも後で説明される単語などがあるが、いちいち引っかかって否定的に読むより
サクサク進んだ方が逆に読めるようになっている。