出版社/著者からの内容紹介
勤勉という理想、理想的な労働、職業の倫理性・・・・・・。「はたらくこと」の意味をじっくりと考えるための話題を提供するとともに「仕事・労働」の本来の意味を深く洞察する。
内容(「BOOK」データベースより)
そもそも「仕事」とは何か?「労働」とは何か?―「職業倫理」分野での活躍が目覚ましい筆者が、仕事と遊び、仕事と家事、仕事とボランティア、仕事と労働、働かないことと働けないこと、職業の倫理性、会社の不正行為、社員の内部告発…など、身近な具体例を盛り込みながら、じっくりと「職業倫理」の議論を展開。一般読者向けのみならず、大学テキストとしても最適。
内容(「MARC」データベースより)
勤勉という理想、理想的な労働、職業の倫理性・・・・・・。「はたらくこと」の意味をじっくりと考えるための話題を提供するとともに「仕事・労働」の本来の意味を深く洞察する。
著者 田中 朋弘, 2003/06/30
本書の内容と執筆意図についてのご紹介
本書の目的は、「働くこと」をめぐる様々な状況を分析し、それがわたしたちの「倫理(観)」とどのように関わりあっているのかを考察することにあります。
具体的には、「仕事」と「仕事ではないもの」の違い、「仕事」と「労働」の違い、「仕事」と「消費」との相互補完的な関係、労働-消費中心主義的な社会が、わたしたちをどのようにして脱倫理化してゆくのか、というような点を扱いました。
それには、次のような疑問が含まれます。つまり、一方では、失業が大問題になり、意に反して過労死や過労自殺にまで追いやられてしまう人たちがいるということ。そして他方では、フリーターの増加や外国人労働者への依存率上昇など、働くことそのものを放棄するような傾向があるということ。-この一見正反対に見える事態が同時に成立しているのはなぜだろうか、いや、そもそも何のためにわたしたちは働いているのか・・・・、と。
倫理とは基本的に、他人との関わりあいの有様を意味していると思いますが、わたしはこの書の中で、とりわけ「次の世代を担う子どもたちに対する倫理」という視点を維持したいと思いました。なぜなら、労働や消費を無限に加速させる社会で、最も被害にあっているように思われるのは、子どもたちだと思うからです。その意味では、働くことの倫理性について考えることは、同時にわたしたちの自我そのものの有様や、<現在の>生活全体について考えることにつながると思っています。
本書の目的は、「働くこと」をめぐる様々な状況を分析し、それがわたしたちの「倫理(観)」とどのように関わりあっているのかを考察することにあります。
具体的には、「仕事」と「仕事ではないもの」の違い、「仕事」と「労働」の違い、「仕事」と「消費」との相互補完的な関係、労働-消費中心主義的な社会が、わたしたちをどのようにして脱倫理化してゆくのか、というような点を扱いました。
それには、次のような疑問が含まれます。つまり、一方では、失業が大問題になり、意に反して過労死や過労自殺にまで追いやられてしまう人たちがいるということ。そして他方では、フリーターの増加や外国人労働者への依存率上昇など、働くことそのものを放棄するような傾向があるということ。-この一見正反対に見える事態が同時に成立しているのはなぜだろうか、いや、そもそも何のためにわたしたちは働いているのか・・・・、と。
倫理とは基本的に、他人との関わりあいの有様を意味していると思いますが、わたしはこの書の中で、とりわけ「次の世代を担う子どもたちに対する倫理」という視点を維持したいと思いました。なぜなら、労働や消費を無限に加速させる社会で、最も被害にあっているように思われるのは、子どもたちだと思うからです。その意味では、働くことの倫理性について考えることは、同時にわたしたちの自我そのものの有様や、<現在の>生活全体について考えることにつながると思っています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中 朋弘
1966年、北九州市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)大阪大学。哲学・倫理学専攻。現在、琉球大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1966年、北九州市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)大阪大学。哲学・倫理学専攻。現在、琉球大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)