内容紹介
代議制デモクラシーで政党を持たないシステムは想像できない。その意味で、現代は政党体制の時代である。今この地球には200以上もの国や地方があるが、それぞれの伝統・歴史・政治文化・政治意識を反映して、政党政治の世界も多彩で多様である。
世界の比較政治学をリードするG.サルトーリが、豊富な資料を基礎に、精緻な理論枠組みを提案している。特に、政党政治が展開される枠組み、つまり政党制については、政党の数、相対的規模、政党間政策距離、イデオロギーへの感情移入度、運動の方向、下部組織の自律度、などの変数を駆使して、見事な分析枠組みが構築・展開されている。一党制、ヘゲモニー政党制、一党優位政党制、二党制、穏健な多党制、極端な多党制(分極的多党制)、原子化政党制、などの理論化は、画期的な研究業績である。既に世界的な名著の地位を獲得している。混迷を続ける政党政治を前にして、発想転換の貴重な素材となろう。政党および、政党政治定着の史的分析もまた興味深い。
内容(「BOOK」データベースより)
日本を初め、世界各国の政党制を取り上げてその性格・機能・形態を比較分析する。政党の動向を予測した画期的な著作。