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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
幅広いエッセイ集,
By いとみみず (田んぼとかにいます) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 現代思想2009年4月臨時増刊号 総特集=ダーウィン 『種の起源』の系統樹 (ムック)
非常に幅広い分野の論者がそれぞれの立場からダーウィンや進化理論、進化思想について語っている。冒頭は1858年にリンネ学会で発表されたダーウィンの自然選択説の和訳。現役の進化生物学者による記事は三中信宏・佐倉統・粕谷英一らによる読書案内と遠藤彰によるミミズと蘭に絡めたかなり自由なエッセイくらいか。科学哲学者戸田山和久によるエボデボの概観、文化人類学者竹田泰子による人種概念の歴史的変遷などは面白い(もう少し現代の人種問題などと絡めて論じて欲しかった)。他にも心の哲学者によるエッセイなど盛りだくさんだったが、学説や理論を追うよりも、思想的な側面を強調して論者を選んだようだ。いくつかトンチンカンなエッセイが含まれているが、例えば池田清彦や河野和男らのカビの生えたアンチダーウィニズム(「漸進説」を「量的形質の量的変化」のことだと解釈しているとか、グールドの異質性に関する憶測に依存しすぎだとか)や、ポストモダニストのよくわからないエッセイは不要だったと思うが、それを差し引いてもボリュームが多く楽しめる。★4にしてしまったけど、ボリューム豊富なので興味が見事に合致する人には★5でお勧め。
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