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現代思想の教科書 (ちくま学芸文庫)
 
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現代思想の教科書 (ちくま学芸文庫) [文庫]

石田 英敬
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現在、私たちを取り巻く「知」の数々は、20世紀以降の世界がおかれた4つの状況から発生する。本書ではそれを、ポスト・グーテンベルク状況、ポスト・モダン状況、ポスト・ナショナル状況、ポスト・ヒューマン状況と名づける。そして、そこから浮かび上がってくる「イメージと記号論」「情報とメディアの思想」「ナショナリズムと国家」など、15個のトピックスに切り分け、ソシュール、レヴィ=ストロース、フーコーという巨人たちの思想を読みなおしていく。ありきたりの哲学教科書では学ぶことのできない、現代思想における全ての最重要論点を、一から平明に解く15章の徹底講義。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石田 英敬
1953年、千葉県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学、パリ第10大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院情報学環長、総合文化研究科言語情報科学専攻教授。専攻、記号学・メディア論、言語態分析。特に19世紀以後のメディア・テクノロジーの発達と人間文明との関係を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 377ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/5/10)
  • ISBN-10: 448009279X
  • ISBN-13: 978-4480092793
  • 発売日: 2010/5/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
放送大学の講義をまとめたものであるだけに、とても読みやすくまとまっている。現代思想というといろんなものがありすぎて、どう全体像をつかめばいいかわかりにくいが、本書ではテーマ別にまとめられていて整理に役立つ。
導入部分で現代思想全体がどういう現代的問題から発しているのかを4点にまとめてあったのも、わかりやすかった。それは「ポスト・グーテンベルク」「ポスト・モダン」「ポスト・ナショナル」「ポスト・ヒューマン」である。活字文化、啓蒙、国民国家、人間と非人間の峻別といった近代の条件が崩れていったところに現代思想は挑んだのだということである。詳細は読んでいただくほかないが、現代思想=ポスト・モダン=大きな物語の終焉、くらいのイメージしかなかった評者にとっては、現代思想がどんな時代の変化を受け止めて近代の思想を乗り越えようとしたのかがよりクリアになったという印象である。
テーマごとに文献案内も充実していて、さらに深く勉強したい人にとっても便利なガイドブックとなるだろう。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
タイトルには「教科書」とあるが、本書は「入門書」的位置づけである。
難解な言い回しを避け、語り口調で現代思想の基礎・基本について説いている。

前半には「言語」「記号」「無意識」などの抽象的なテーマがある一方で、
後半は「国家」「宗教」「戦争」のように実践的なテーマが置かれている。

「本書では、現代世界のアクチュアルな問題を考えることをテーマにしていきたいと思います」
(本書p.18「現代思想とは何か)

とあることからも、本書の主題が単なる思想史・哲学史ではなく、
現実の(=アクチュアルな)問題をいかに考えるかであると分かる。

各思想家についてもう一歩踏み込んだ説明をして欲しいとも思ったが、
巻末には詳細なブックガイドがあるため消化不良には陥らずに済んだ。

背景もあまり必要ないので、ぜひ気軽に手にとって読むとよいだろう。
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