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現代アート入門の入門 (光文社新書)
 
 

現代アート入門の入門 (光文社新書) [新書]

山口 裕美
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 788 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

今、何を見るべきか 今、どこへ行くべきか 「アートの今」を知る決定版
現代アートはワカラナイ、現代アートはムツカシイ。そう、決めつけてはいないだろうか。しかし、一枚の絵は人生を変えうる力を持ち、同時代を生きるアーティストの作品と出会うことで、刺激に満ちあふれた世界が始まる。
現代アートの現場を見続けてきた若きプロデューサーが、日本と世界のアートシーン、今見るべき作品、行く価値のある美術館、作品を見るときのちょっとしたポイント、オススメの現代アーティスト達までを公開する。

内容(「BOOK」データベースより)

現代アートはワカラナイ、現代アートはムツカシイ。そう、決めつけてはいないだろうか。しかし、一枚の絵は人生を変えうる力を持ち、同時代を生きるアーティストの作品と出会うことで、刺激に満ちあふれた世界が始まる。現代アートの現場を見続けてきた若きプロデューサーが、日本と世界のアートシーン、今見るべき作品、行く価値のある美術館、作品を見るときのちょっとしたポイント、オススメの現代アーティスト達までを公開する。

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84 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本のタイトルは『現代アート入門の入門』であるが、その中身は全く異なる。この種の本に興味を持つ人が普通期待する内容は、現代アートの紹介や解説、見方、楽しみ方といった話題であろう。しかしこの本に書いてあるのはそのような内容ではなく、日本の大衆に対する愚痴である。日本の大衆はアートを理解するセンスが無いと嘆いている。村上隆のようなオタクというかマニアックな人間を、日本を代表するアーティストとしてリスペクトせよ。というのが、この著者の主張である。

 著者は美術を見る人(アートファン)の立場からこの本を書いたのではなく、あくまでアートの作り手側からこの本を書いている。外国では日本のオタクやマニア達の作品がアートとして認められているのに、なぜ日本人は彼らを尊敬しないのだ、という不満が爆発した本である。

 確かに日本では現代アートに対する一般の理解が乏しいことは事実である。しかし一般の理解が乏しい原因は、現代アートの作り手側にこそあるのではないだろうか。

 ところで本文中には「バナナ」という蔑称語がでてくる。著者の解説を引用すると、「バナナとは表、つまり肌は黄色いが中身は白いという意味で、中身が西洋化されていることを指す」。日本人としてのアイデンティティを持たず、西洋の物まねばかりをしているアーティストに対する蔑称語らしい。欧米で認められているのだから日本人も受け入れよ。と主張している著者こそが「バナナ」の典型例ではないだろうか...

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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By lemonerika 殿堂入りレビュアー
形式:新書
半分以上、美術館の紹介や美術業界の動向、現代アートの支援団体の話。残り半分以下で、現代アートとよばれるものの、歴史や作品の紹介です。作品紹介も、白黒写真だけで、分かりにくいものがいくつかありました。

素人目ですが、作品紹介にしても、このような作品ができたか?などの解説にしても、なんとなく、表面的な印象を受けました。読んで、あーなるほどなぁ、という点が少なかった印象です。

が、いろいろ見ていく中で、「何を美しいと感じるのか?」など、自分の意識について、考えさせられる本でした。

このレビューは参考になりましたか?
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
「現代アート入門」というタイトルだが、いわゆる美術史というか現代アートの歴史的流れを

説明してくれているのは全9章中、1章だけである。ではその他の章には一体何が書かれて

いるのかというと、著者の「グチ」だ。外国と比して、日本の現代アート(界)の現状がいかに

酷いものかということをさまざまな視点から、言葉を尽くして嘆いている。

日本には世界的に見ても評価に値するアーティストがたくさんいる。

だが、日本人は相変わらず外国崇拝が強く、美術といえば「印象派」、現代芸術といっても

ウォーホルなどのポップアートにしか目が向かない。まさに今、われわれと共に生き、同じ時代に

作品を作りつづける「コンテンポラリーアーティスト」(著者)には見向きもせず、またそれを評価する

「システム」が日本には無い。そう嘆く著者の主張(グチ?)はきわめて真っ当であるように思われる。

本田健、トーストガール、島袋道浩、中村ケンゴ、鳥光桃代、小林孝亘・・・。あなたはこの中の

何人のアーティストを知っているだろうか。むろん、私も本書を読んで知ったクチである。

いわゆる日本の現代アート(著者の言い方を使えば「コンテンポラリーアート」)を正面から扱った本は

極めて希少なだけにこの本の意義は大きい。著者の主張に疑問がないわけではない(「村上隆に対する

過剰な思い入れ」など)し、やや雑に思われる箇所もあるのは確かだ。

だが、同時代アーティストにそっぽを向きつづける日本のアートファン及びアート界の現状を考えると、

この本の価値がなくなる日はまだ当分来そうにないという気がするのである。
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