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著者は美術を見る人(アートファン)の立場からこの本を書いたのではなく、あくまでアートの作り手側からこの本を書いている。外国では日本のオタクやマニア達の作品がアートとして認められているのに、なぜ日本人は彼らを尊敬しないのだ、という不満が爆発した本である。
確かに日本では現代アートに対する一般の理解が乏しいことは事実である。しかし一般の理解が乏しい原因は、現代アートの作り手側にこそあるのではないだろうか。
ところで本文中には「バナナ」という蔑称語がでてくる。著者の解説を引用すると、「バナナとは表、つまり肌は黄色いが中身は白いという意味で、中身が西洋化されていることを指す」。日本人としてのアイデンティティを持たず、西洋の物まねばかりをしているアーティストに対する蔑称語らしい。欧米で認められているのだから日本人も受け入れよ。と主張している著者こそが「バナナ」の典型例ではないだろうか...
素人目ですが、作品紹介にしても、このような作品ができたか?などの解説にしても、なんとなく、表面的な印象を受けました。読んで、あーなるほどなぁ、という点が少なかった印象です。
が、いろいろ見ていく中で、「何を美しいと感じるのか?」など、自分の意識について、考えさせられる本でした。
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