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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
需給、資本、自由の関係,
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レビュー対象商品: 現代アートビジネス (アスキー新書 61) (新書)
本書はアートやアーティストを、市場形成の側面でとらえた本です。著者はギャラリーを経営されているアートビジネスの成功者の一人ですが、アートとビジネスの関係について概ね現実的に書かれてあると思います。解説も全くの初心者を対象にしていて、非常に分かりやすいです。 原点は、生活の手段として作家が作品を売ることに尽きます。それを取り巻く環境がギャラリーでありオークションのシステムです。作家が有名になれば、オークションで価格が上昇し、ギャラリーでの販売価格(市場価格)にも反映される。そして価格に上限はないこと。 お金という切り口なので、少々即物的に感じるところもありますが、著者は、アートバブルや加熱するアジアのアートシーンに触れ、ビジネスの手段としてのアートにも一定のモラルが必要ではないかと忠告します。(ただ、そのモラルもアーティストやギャラリストによって異なるのですが。) 要するに、投機であれ転売目的であれ、アートビジネスに関わる者は、お金儲けだけでなく、作品やアーティストを通じて文化を育てるという懐の深さが必要ではないかと。 買う買わないは別として、ギャラリーに一度くらい入ってみようかというきっかけにはなりそうです。
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読んで良かった。,
By Tomxxx (東京都中野区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 現代アートビジネス (アスキー新書 61) (新書)
数年前にSurvivart(サバイバート)というアーティスト団体がアートとお金に関するトークイベントを開催したときに、筆者の話を直接聞く機会があった。一読して、筆者の問題意識は当時と全く変わりなく、本当に業界のレベルと規模の底上げを真摯に考えておられることに感服した。 業界の人にとっては知っていることばかりかもしれないから、アート関係者は必読、という訳ではない。けれど、日本の現代アート業界の現状についての共通認識とされている部分は、ほぼ過不足なくまとまっていると思う。 ちょっとアートの世界に興味を持っていたり、その世界で働きたいと考えている人は読んでおいて絶対に損はないはず。 個人的には、村上隆についてのくだりが良かった。他の人も語れるけれど著者が語ってこそと思っていたので、まさに我が意を得たり。この本で少しでも誤解が解けることを期待する。著者自身、村上へのリスペクトと、その上での村上の路線との違いについても巧みに語っておられる。 マーケットの面白い部分を分かりやすく挙げ、ギャラリストとマーケットとの微妙な関係についても、簡潔に触れている。ただ、初めてこの世界に触れる人には正直言ってピンと来ない部分もあるかも。 もちろん、狭い業界の事であり、様々な配慮もあったのだろう、仕方ない事かもしれないが、はっきりと言わずに行間で語っていることも多い。結果、ある程度知識がないと分かったような気になってしまう怖さもある。 業界に興味がある人や改革を考えている人は、この本を読み込めば、自分なりに追究していくべきことが浮かび上がってくるはず。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
気軽に楽しく現代美術。,
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レビュー対象商品: 現代アートビジネス (アスキー新書 61) (新書)
現代美術とその商いの状況について、とても読みやすく書かれています。著者の好奇心旺盛で物事をエンジョイする人柄も好ましく感じられ、読んでいて楽しく、気持ちが晴れるような思いでした。この本を読んで、江東区のギャラリーにも足を運んでみました。何だか四芸祭(私はその世代ですが)の雰囲気でしたよ。少しでも現代美術に興味のある方に、是非おススメしたい一冊です。
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