これ、事典の体裁を採ってるけど読み物として充実してる。読み応えがある。この本読む人は「まえがき」に丁寧に目を通すべし。この本のスタンス、特徴が要領よくまとめられている。アメリカって国を客観を装って評すことなんか出来ないってことで、執筆者達のおおまかなポジション(政治的左派)を明確にしている点が実に潔い。読む側も、「そういう視点から見ているのだな」というのがわかり、飲み込みが早くなる。
これの日本版作っても面白いな、と思ってINDEXを眺めるとき、日本版からは外されるだろうキーワードが「セックス&ジェンダー」「マイノリティ&人種」「宗教」だろう。そして通読すると、この3つのキーワードがまさにアメリカという国を形作っていることがわかるのだ。
そして、アメリカって「超」が付く位、民主主義と資本主義の国だってこともよくわかる。
81のキーワードを、自分が知っていた事柄、知らなかった事柄という軸と、日本に影響のある事柄、あまりない事柄という軸で四象限にしてみると面白いかもしれない。ほら、意外に知らないけど影響あることってあるんだよなぁ、○○とか××とか...