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21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
推奨,
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レビュー対象商品: 現代の金融入門 [新版] (ちくま新書) (新書)
不思議なことに、経済学一般の入門書に比べ、金融論の入門書は数が圧倒的に少ない。一般読書人の関心が、ファイナンス、行動経済学、ゲーム理論などの分野にシフトしつつあることが原因かもしれない。オーソドックスな金融論のテキストとしては白川現日銀総裁の『金融政策ーその理論と実際』があるが、この本は一般読書人が余暇に通読できる分量ではない。そうした中で池尾氏の本書は、ひろく学生、ビジネスパースンに通読を推奨できる数少ない一冊である。過去に金融論を学ばれた読者も近年の金融政策の考え方や金融統計の読み方について一通りの知識を身につけることができるであろう。
16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まさに「現代」的な入門書,
By もうやん (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 現代の金融入門 [新版] (ちくま新書) (新書)
ツイッタの金融クラスタで書名頻出、内容絶賛が相次いでいたため読みました。結論:ツイッタの口コミ情報は正しかった。特に面白いと思ったのは以下の部分。3章「金融政策と中央銀行」。少なくとも先進国ではコンセンサスが形成されている現時点の金融政策についての解説は、理論・実務(試行錯誤)双方の記述バランスが抜群で、現在採用されている金融政策がどのような理論的・経験的背景に基づいているのかの理解が一気に進む。1章〜3章だけを取り出して、金融「政策」をテーマにしても面白いんじゃなかろうか、というかそんな本を希望。池尾先生、よろしくお願いします。 また、5章「日本の企業統治」は、通常「コーポレート・ファイナンス」として無味無臭に説明されることが多い企業の資金調達行動を、ガバナンスとインセンティブの観点からコンパクトに、しかし現実に即して理解てきる。会社法などの法制と関連付けて更に学びたい分野。 学生の時こういう金融入門書を読みたかった、と思わずにはいられませんでした。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ちょっと硬派な入門書,
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レビュー対象商品: 現代の金融入門 [新版] (ちくま新書) (新書)
適時例を交えながら金融システム全体のメカニズムについて真摯にコツコツと積み上げるように書いてある。金融という仕組みが人間社会においていかに重要なものであるかを改めて実感した。普段は欲得まみれの角度から金融の世界を見ることが多いので(笑)、ちょっと新鮮だった。著者は金融論専攻の大学教授。以下のような7章構成になっている。・金融取引:社会における金融取引の意義と種類をその必要性から論理的に解きほぐす。 ・銀行システム:決済の仕組みから信用創造及びマネーストックについて巨視的な角度から解説。 ・金融政策と中央銀行:金融政策の必要性という観点から中央銀行の役割とその手段をロジカルに説明。 ・資産価格とそのバブル:資産価格の決定メカニズムから考察されるバブルの仕組みやデフレ時のゼロ金利政策の限界。 ・日本の企業統治:株主の立場や投資家保護、メインバンク制度の機能、従業員と経営といったテーマの要点を企業統治の面から浮かび上がらせる ・金融機能の分解と高度化:デリバティブや金融機関の役割の変化について ・金融規制監督:金融という制度に規律や規制が必要な理由とその種類 「金融入門」となっているが、易しい本ではない。しかし、徹底して論理的に書かれてあるので、納得感がある。特に前半は白眉といってよい。コンプライアンス、ガバナンス、リスクと健全な市場経済及び金融取引の関係についても襟を正して学ぶ点があった。読みごたえがあった。
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