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現代の古典解析―微積分基礎課程 (ちくま学芸文庫)
 
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現代の古典解析―微積分基礎課程 (ちくま学芸文庫) [文庫]

森 毅
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

古典的な微積分の基礎課程を、見晴らしのきく小高い現代的な立場から眺め渡した、読みきり22講義。「不等号と論理」「極限と連続」「実数の基本性質」に始まり、「指数関数と三角関数」「収束の一様性」「曲線と曲面」を経て「複素変数関数」「フーリエ変換と超関数」「偏微分方程式」に至る、解析学メインルート。講義の最中、時折もらす森一刀斎のつぶやきは、濃い霧の中を行く初学者にとって、そのむこう、ゆるやかに広がる景色と地形を髣髴とさせる。「そうだったのか!」とひざを叩かせる、解析学の秘伝公開。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

森 毅
1928年、東京生まれ。数学者。東京大学理学部数学科を卒業。京都大学教養部で教鞭を執り、また民間の数学教育運動にも参画した。京都大学名誉教授。自由な発想による評論の鋭さから、“一刀斎”と呼ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 349ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2006/10)
  • ISBN-10: 448009010X
  • ISBN-13: 978-4480090102
  • 発売日: 2006/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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66 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 高校数学(旧課程)と大学数学(教養課程)のギャップを埋めるための好著, 2006/10/22
By 
ゴルゴ十三 "Joke Togo" (Japan) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)    (トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 現代の古典解析―微積分基礎課程 (ちくま学芸文庫) (文庫)
筆者の年代は懐かしい一冊ですね。1985年に日本評論社から出た本の再版です。

筆者が高校から大学(理系)へ進学した時、高校数学と大学数学のギャップに打ちひしがれたものです。微分・積分に進むまでに、実数論が立ちはだかり、やれ完備だのコンパクトだの耳慣れない言葉が出てきたかと思えば、悪名高き(?)|ε-δ|論法が出てきたあたりでは、「五月病」っぽいモノにかかる学生が多かったこと(笑)。そんな時、森先生のこの本は「心配しなさんな、いまこういうことをやっているのは、こういう意味やから」というガイドの役割を果たしてくれました。理学系学生は勿論、工学系学生も将来必要になる「物理数学」の良いイントロになっている本ですので、大学の教養課程の学生にお薦めしたいですね。(Γ関数、Β関数、面積分・体積積分、複素関数・複素積分、フーリエ級数/変換、偏微分方程式などに関する良質のイントロダクションが読めます) 森先生の「ベクトル解析」の本も同時にお薦めしたいですね。

森先生は『文庫版あとがき』で「分かることを急いでいたら、研究者になんかならん方が良い。すぐにはワカランことを考えて、そのうち何とかするのが、研究というものなのだから」と仰っています。まさにその通りだと思います。理工系学徒には、こういう好著を傍らに置きながら、大学数学を題材に「分かるまで考え抜く執着(=愛着)の心」を養って欲しいと思います。Good luck!
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 大学初年級向けだが。。, 2006/11/22
レビュー対象商品: 現代の古典解析―微積分基礎課程 (ちくま学芸文庫) (文庫)
 理工系初年級向けとはありますが、2年生以上の内容です。数学科向けの題材もありますが、メインは物理数学におかれています。これから理工科でお目にかかる数学が網羅されています。なかには通り一遍な部分もありますが、エッセンスや面倒くさいこと(いわゆる計算練習)、心に留めておくと理解にとても役に立つことがちりばめられています。昔の学生はガンマ関数を使っての積分計算や、2回微分の極値問題の練習をたくさんやったんだろうなー。。  極座標への変換から特殊関数が出てきて、それらをフーリエ級数を含め直交関数系として統一的に扱う、それが微分方程式の固有値問題で本質的には無限次元の線形代数でヒルベルト空間というものだよと、そういった一本道が示されているところなど枝葉がそぎ落とされていて圧巻です。そして関数空間で位相を扱うのにルベーグ積分による基礎付けが必要だと。。(ここら辺は量子力学をやれば必ず通る道ですが) 学ぶべき数学の「こころ」と位置づけが見事に示されます。  解析接続の説明や多変数の積分変数変換の証明はわかりやすく簡単すぎて何が難しいのかわからなくなってしまうかもしれません。  当然ながら、本書だけですべてを学ぶのは不可能です、ずいぶん飛躍している部分もありますし、端折られている部分も多くあります。コンパクト性の概念などは丁寧に説明されていますが、位相をちゃんと学べば薬になりますが、本書だけでは毒になりかねません。。 いろいろ書きたいことはありますが、先ずは本書を手にとって見てください。 宝石箱をあさるような楽しさに満ち溢れています。 数度、理工系数学を勉強したがどうもしっくり来なかった人にこそお勧めです。
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 痒いところに手が届くが..., 2009/2/9
レビュー対象商品: 現代の古典解析―微積分基礎課程 (ちくま学芸文庫) (文庫)
森先生の数学の本は、痒いところに手が届くと言うか、「あぁ!、こういう見方もあるのか」と気づかせてくれる内容が多いです。(「位相のこころ」もそんな本です。)

ただ、痒いところに手が届くと思えるのには、それ以前の読者の学習がいります。
ある程度、勉強していると「なーーんか、しっくりこないなー」と隔靴掻痒の感じが生まれ、そこを森先生がうまい具合に説明してくれていると、それこそ目からウロコが落ちます。
もしくは、既によくわかっていると思うことを、森先生の説明を読みながら確認するのがいいでしょう。ちょっとした見方の違いが、数学を豊かにしてくれると思います。

いい意味での「いい加減さ(メリハリとも言えるでしょう)」がある本です。
そういう意味では、一般向けの書籍と同じく森先生らしさのでた、名著だと思います。
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