氏の作品は数多く拝読しているのだが、その中でも一番の難しい本だと思う。
作中に数多く古文・漢文が掲載されているのだが作者は当然読者が理解しているものとして
話を進めていくので、若造の私には読破するのに1週間を費やしました。
なので、途中で頭がこんがらがったり、何度もあきらめかけました
ただ幸いにして最後にまとめのような形で話がまとめられているので、それに助けられました。
中身に関しては、作者自身、このようなテーマは壮大すぎて時間との戦いの側面もあったとの主旨を述べていますが結論として中途半端で課題は残されたかのように見えます
しかしこのようなテーマをリベラルの立場から論じたものはあっても、保守の立場からこのテーマに挑み、その問題の保守から見て嚆矢となったのは作者の功績と言えると思う
課題は後世に引き継がれたが、その後継者と目される人物が論壇で未だ登場しないのは悲しい性か。