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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
至高の「白鳥の歌」,
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レビュー対象商品: 珠玉 (文春文庫) (文庫)
「掌の中の海」が出色。遥か上空から見下ろした南の海のようなアクアマリンの輝き・・・「浄福」と作者が呼ぶところのものをはっきり肉眼で見るような思いになる。数々の傑作を残した開高は、3つの輝きを放つ宝石を「白鳥の歌」として旅立った。釣り談義や紀行文、食の話などでのみ開高を知る人にも是非お勧めしたい。
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一作家の最後を飾るにふさわしい傑作,
By カスタマー
レビュー対象商品: 珠玉 (ハードカバー)
まずこの本の姿形のよさを賞賛したい。むろん単行本の容姿についてであり、文庫は言わずもがなであろう。帙の色合いや装飾、そして、引出された書の軽やかな厚みと全体の色合い、心憎いほど釣合がとれている。誰が按配したのか知らないけれど、達人の仕事であるに違いない。 その書の中身はと言えば、これはもう開高健のけれんみ横溢、才気縦横の言葉の綾錦、しかし弛みや緩みはどこにも感じられず、読んでいて欧羅巴古典派の楽曲が聞えてくるような素晴らしさである。特に最終章の物語が出色。単なる作者の願望を語ったものか、それとも事実に基いた回想なのか、こういう興味は外道とはいえ、気になるところ。 思えば、文章の輝きだけで読者の興味をつなぐ作家は、戦後、開高をおいて一人もいなかった。!その唯一の作家がもはやこの世にいないという事実は何をおいても惜しまれる。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
キラキラ光る言葉の氾濫。,
By
レビュー対象商品: 珠玉 (文春文庫) (文庫)
作者の得意技は、読者の心を瞬時にとらえる鮮やかな言葉のデッサン。
胸のなかにうごめく何かの中から、 ナイフを使うように鋭く言葉を切り出して、宝石のように光らせる。 プロ中のプロの仕事だ。 3つの宝石をモチーフに描かれた、3編のストーリー。 開高ならではの輝きを、存分に愉しんでほしい。
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