名だたる漫画家さん達ですが、読んだ事がない作品達なので手に取りました。
《珠玉の名作アンソロジー3》
以下、収録作品です。
・吉田秋生「ラヴァーズ・キス」
全6話の内の第1〜2話にあたる里伽子&朋章が収録されています。
恋を紡ぐ気持ちがとても綺麗な作品です。
・吉野朔実「アンナ・O」
かなり短い短編ですがインパクトがあり、
日常で見落としがちな奇跡をシニカルに表現している。
・西炯子「水が氷になるとき」
恋人であれ、友人であれ呼吸をするよりも大切な存在に
出会えた事はそれだけでも価値のあるものです。
植物に生まれるべきであった人間の苦しみは、人間により救われると言う物語。
・波津彬子「パラダイス・ゾーン」
幸薄の男と幸薄の女が恋をして幸せになると言う王道の流れであっても
脇を固めるグランドマザー達がとっても粋なキャラクターで楽しめました。
・さいとうちほ「休日はパリで」
少女のロマンスがぎゅっと詰め込まれ、花とラブが散りばめられた華やか作品です。
私はちょっと苦手な部類の漫画でしたがたまには乙女に浸るのもいいかも。
・萩尾望都「6月の声」
短編の名手であり、SFの名手である萩尾さんの30年以上も昔のSF作品です。
今読んでも色褪せる事のない魅力がある。
恋する女性の潔い強さ、少年の初々しい初恋がリリカルに表現されています。
アンソロジーは新たな道を開拓するようなチャレンジ部分があります。
現在の漫画に辟易している方には良い出会いがあるかもしれません。
私は大満足です。