本書は子どもが抱くかわいい質問から専門的な質問にまで、とても丁寧にはっきりと回答している。たとえば内容紹介にあげてある質問には次のような答えがあった。
「宇宙は何色?」ベージュのような色。
「宇宙で花火ができる?」できる。
「スペースコロニーは実現可能なの?」実現可能。
もちろんこれらの答えには「なぜ?」が付きまとう。それらの疑問に対して歴史的でユーモラスに、または最先端の研究状況をふまえてしっかりと説明がなされている。文章は話し言葉で書かれてあり読みやすい。また、宇宙的な広い観点からものを見ている天文学者たちの視点が興味深い。天文学的知識を得るだけでなく思想的な点でも考えさせられる本と言える。科学に詳しくない人でもすんなり読め、家族で楽しむに良い一冊であるるが、子どもが読むには難しい内容もあった。それゆえ子を持つ親に勧めたい。