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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
特濃エスプレッソをマグカップで?!!,
レビュー対象商品: 珈琲屋の人々 (単行本)
本普通の人々の何気ない日常と彼らがそのなかで抱く感情を情感豊かな文章で、つぶさに描くことに定評のある著者の連作短編集。 かつて商店街を荒らした地上げ屋を、怒りに任せて殺めてしまったマスターを主人公とし 主人公に殺された地上げ屋の妻 援助交際の元締めをする女子高生 複雑な過去・現在を背負った人々が、 一杯のコーヒーをきっかけに、秘めた想いを語り始めます。 ありきたりな表現だと「コーヒーのようにほろ苦い」―と言ったところですが この本に関しては、むしろ <特濃エスプレッソをマグカップで> ―という表現がお似合いではないでしょうか。 とにかく全編通じて、 話が重く、登場人物が暗く、 悲壮で、沈痛で胸が張り裂けそうになります。 とはいえ、いかに重い物語であっても それがゆえに不快になることはなく むしろ、つらい過去や現在を背負った人々の内面を追体験し それを記そうとする作家の姿勢に強い感銘を覚えます。 近頃流行の「深イイ」に感動できない方でも というか、「深イイ」に感動しない方にこそおススメの著作です。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
古くて味のあるお店で「美味しい珈琲」と「ちょっといい話」はいかが?,
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レビュー対象商品: 珈琲屋の人々 (単行本)
かつて、この商店街を守るために人を殺めてしまった行介。彼が営む喫茶店「珈琲屋」にやってくる悩める町の人々を描く短編連作集です。 普通の日々を過ごしているように見える人にも悩みはある。 誰にも話せない・・・でも誰かに聞いてほしい。 人の気持ちの美しさも醜さも丁寧に描いています。 きれいに締めくくるわけではなく、うまくいかずに何らかの教訓を残してくれるようなほろ苦さがしみる。 その苦味がコーヒーの美味しさとうまくマッチしています。 行介と冬子の大人の純情も心にジンジン響きます。 私がこのレビューを書いている今日は30度近く、暑いです。 けど、この本を読むとアイスコーヒーじゃなく、苦味のある熱いコーヒーをゆっくり味わって飲みたくなります。 そんな作品です。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「熱々」の珈琲が飲みたくなる一冊,
By なつみかん (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 珈琲屋の人々 (単行本)
地上げ屋を殺してしまった過去をもつ主人公が経営する『珈琲屋』を中心とした短編小説です。下町の商店街という舞台設定の中で、登場人物の誰もが悩みや秘密を抱えながら『珈琲屋』を訪れます。 作品自体は比較的淡々と続いていきますが、各編の珈琲についての描写を読んでいると、無性に「熱々」の珈琲が飲みたくなります。 もう少し主人公の内面にまつわるエピソードがあってもよかったのではないかなと思いますが。。。
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