ようやく出た続刊です。が、これで完結のようです。高里さん書き下ろしの小説もありませんでした。
「縁」という不思議なものを題材にした今作。鎖という視覚イメージがあったので、主人公達が何をしているかは一目瞭然なのですが、でもそれが何を意味するのかが分かりづらかったように思います。高里さんの小説の表現力を鑑みれば、きっと意図する何かがあったのではと思うのですが。概念の説明は文章でもイラストでも難しいと思います。
しかしこの設定ならではの話の展開はいい意味で予想がつかず、特にこの巻で取り扱っている携帯電話については身近なものなだけに考えさせられるものでした。
高里さんが生み出し、岩崎さんが姿形を与えたキャラ達は生き生きとしていて、読んでいて愛着がわいてきます。そんな彼らの話が終わったというのは残念で仕方ありません。