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何といっても嬉しいのは久々の新作が来年初夏に刊行予定ということです!かつては映画やOVAにまでなり、一世を風靡した「アルスラーン」ですが、なかなか原作のつづきが刊行されない為に待ちきれず、離れていってしまったファンの方もいらっしゃるのではないかと思います。しかし文庫版(特に初版)で読んでいて気になっていた誤字・誤植と思われる部分などが全て訂正されており、より完全な「アルスラーン戦記」になったと言えるでしょう。
イラストは天野喜孝さんから丹野忍さんへとバトンタッチされています。書店で角川版の「アルスラーン」で天野さんのイラストを見てジャケ買いした私としてはちょっと不安だったのですが、実物を見てこれはこれでカッコよくて惚れました!なかなか中世的な雰囲気がよくでていてイイ感じですよ。
何度読み返しても面白いこの名作をぜひこの機会にもう一度手にとって読んでみてはいかがでしょうか。もちろん「アルスラーン」を全く知らなかったという人にもぜひ読んでもらいたいです。1巻ではなかなか作品の雰囲気を掴みきれない方もいらっしゃるかもしれませんが、巻を進めていくうちにこの作品が何故名作であるのかがきっとわかると思います。
再出故に目新しさはありませんが、やがて読める新作を期待して復習の意味で読み返すのも面白いと思います。
イラストが天野喜孝から丹野忍に代わったことも、「幻想的な昔話」から「重厚な歴史モノ」へのイメージを彷彿させてくれます。
(もちろん、天野氏の時も良かったのですが!)
まだ読まれていない方にも、数多ある架空歴史物の入門としてお勧めできると思います。
優しげな表情の中にも、大道を歩む素質を備えた少年王子。
彼を支える若く逞しく個性的で、知性も品位も併せ持った家臣たち。
アルスラーン陣営に相対する人物達の印象的な姿。
大きなうねりを見せる「歴史」という舞台。
現在氾濫する多くの「歴史ファンタジー小説」を様々な意味で
確立させたのが、この小説でしょう。そして、これをこえる
ファンタジー小説(若手の書き手)は、残念ながらまだ存在しておらず、
“類似品”ばかりで物足りない。。。
「パルス」と対峙する「ルシタニア」との戦いや... 続きを読む
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