王様の仕立て屋、サルトフィニートの最新刊です。
今回はなんと、あのロドリーゴがゴールドバーグ監督(あまりにあの有名監督に近過ぎて大丈夫か?)の映画に主演が決まったところから物語は幕をあけます。ロドリーゴを始めとする、主演出演者のそれぞれの悩みやトラブルが解決するものの、いきなりのアメリカ発の世界不況のために頓挫しかけるところをどうするか、というような展開でまさに今日的なお話で楽しめました。
どういうシチュエーション、無茶な設定でもきっちりと服飾の話で解決してしまう強引さと話作りの巧さはすでに天才的といって領域にまで高まってきていますが、こうなんでも軽々と主人公の織部悠が事件を解決してしまうと、彼をとことん困らせる難題や依頼がこないものかとさえ思うくらいです。
まぁ、でも、総じて十分に楽しめる安定感のある漫画です。