楽しみにしていた草間先生の新刊です〜(*^_^*)
それぞれのお話がリンクしていない3話が収録されてます。
どのお話もケガだらけですが、それがその後の展開の重要な理由づけされたものとなっています。
草間先生の作品にしては、2人の進行がゆっくりしているので、濡れ場は少なめです。
私的には 表題作の「王様のベッド」が一番好きでした。
ゲイの弟のラブラブを横で見ていて、ゲイに対しての免疫がある兄の設定も良かったですし、
「自分の好きな感じの体」とういのが、ゲイとして好きなのか、彫刻家として好きなのか
自分でも自覚していないウブな兄という設定も、不自然さはありませんでした。
人がめったに来ない山の上の一軒家。太陽光アレルギー持ちの彫刻家なので、引きこもり状態。
弟も、弟の恋人も「自分の好きな体」のタイプの男性ではない。
そりゃあ自覚するキッカケはなかなか無いですよね。
「弟はともかく、兄としては普通であらねば」という無意識の苦悩?の解決も、P40〜41の会話で、
気持の変化のキッカケとして、さりげなく入れてあるのが、草間先生すごいです。
しかし、他人としゃべるのが苦手なこのお兄ちゃん、
自分の好きな感じの体をもったエンジニアが、ケガだの、積雪だの、雪おろし事故だのと、
何かと足止めくって、2日間も一緒に過ごせて、色々な会話でお互いに向き合えて
本当に良かったです。(おまけにエンジニアは元々ゲイだったので、ラッキーというか…)
2回目に読み返すと、夜に弟を追い出した理由、夜道だから弟が事故しちゃった山の上の一軒家設定、
同居の弟が不在の理由、兄が電話の修理を急いだ理由、などなど、細かい部分をたくさん発見して、
設定と話の流れに不自然さがないように組み立てられていることにも、おおお!っとなりました。
半年後の書き下ろし後日談もめちゃめちゃよかったです。
兄弟の関係性、お兄ちゃんの気持ちの変化などなど、ストンと納得できるものがありました。
いざという時にお邪魔虫が入る2人ですが、これから幸せになって欲しいです。
できれば「その後」の2人の話も読みたいなあ…。
4年間の作品が収録されたこのコミックですが、ペンタッチなどの大きな変化はなくて
読みやすい1冊となってます。4年間の違和感はほとんどありません。
私的には「花」の時期の書き込み具合が好きですね。
(簡略さ加減とか、背景の書き込み具合とか、タッチの強さとか。ほんと細かい差なのですが…)
あと、草間先生の描く「指」が好きです。
長くて綺麗だけど、男らしくて、しぐさが品よくて、色気があって…。
あの指で触られたい(>_<)
草間先生ワールドにもっと浸りたい!
早く次のコミックが出ないかなあ〜(>_<)