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王朝貴族物語 (講談社現代新書)
 
 

王朝貴族物語 (講談社現代新書) [新書]

山口 博
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

午前3時の起床、吉凶占いから、夜の社交までの一日。激烈な出世競走、土地や富への欲望。恋の歓びと怨霊への恐怖。豊富なエピソードでつづる奈良平安華麗絵巻。

貴族たちの朝――貴族の一日は、……午前3時ごろから始まる…… まず起きると、属星の名号を微音で七遍となえる。生年によって、各自自己の運命の所属する星が、北斗七星の中の星の一つに定まっており、それが属星である。次に、鏡で、自分の顔を見て、心身の調子を判断する。次に、当時の暦は具注暦といって、吉凶などの注が具体的に記入されているので、それを見てその日の吉凶を確かめる。次が洗面。楊枝で歯の掃除をし、西を向いて手を洗い、神仏の礼拝をする。仏名をとなえ、信仰する神社を祈念する。…… 軽朝食がすむと身だしなみ。髪に櫛を入れるのは、毎日ではなく3日に1度でよい。手の爪は丑の日に、足の爪は寅の日に切る。次に入浴だが、日を選んで5日に1度である。日の選びかたも細かく定まっている。毎月1日に入浴すると短命、8日に入ると長命。11日は目が明らかになり、18日に入ると盗賊に会う。午の日では愛敬を失い、亥の日では恥を見る。悪日(寅辰午戌)は入浴してはならない。これではいったい、月に何回入浴できるのだろうか。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

古代エリートの生活と哀歓。午前3時の起床、吉凶占いから夜の社交までの一日。激烈な出世競争、土地や富への欲望。恋の歓びと病気・怨霊への恐怖。豊富なエピソードでつづる王朝絵巻。

登録情報

  • 新書: 258ページ
  • 出版社: 講談社 (1994/6/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406149208X
  • ISBN-13: 978-4061492080
  • 発売日: 1994/6/16
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
買いです。 2008/6/2
形式:新書
物語を読んでだけいてはなかなか知り得ない、平安貴族の公私に亘る日常生活を平易な文章で記した新書です。貴族社会のヒエラルキーを「ワン・ピラミッド・クライマー」といった、従来の古典の入門書にありそうでなかった、身近な表現で説明しており、それがあまりに的を射すぎていて、かえって慣れるまでピンとこないこともありましたが、そういった今の社会のなぞらえがたいへん新鮮でした。また、兼家、道長と続く藤原家の変遷を、多くの物語、日記を軸にしつつも、全体を俯瞰できる大きな視野も、「王朝歌壇の研究」の著者ならではでしょう。ただ、僭越ながらひとつだけ注文を付けさせていただくなら、道綱の母の口を借りた「蜻蛉日記」の一人語りはすこしウェットに過ぎるように個人的には思われました。しかし、今年は「源氏物語」の千年紀だそうで、関連した書物もちらほら目に着きますが、そういった書物を読まれる前に一度本書に当たっておくと、奥行きのある、また違った楽しみ方ができると思います。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
説明が明快ですらすら楽しく読める本。その一方で、エピソードの出典を明記しないとか、ちょっとこれは…と思うような用語を千年前の平安人に使うとか、突っ込みどころも結構一杯。初心者には平易な文章だと思いますけどね。で、平安貴族のくらしについての、そこそこの入門書。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
昨今の源氏物語ブームで源氏…を読みはじめました。読み進めていくうちに平安貴族文化についての知識の必要性をヒシヒシと感じ、「王朝貴族物語―古代エリートの日常生活」を買いました。面白いです。学校の授業もこんな内容だったら頭に入ったのになぁ。雑学的なことも盛り沢山。入浴は五日に一度だった、とかね。日本史が好きになりそうです。
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