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王朝まやかし草紙 (新潮文庫)
 
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王朝まやかし草紙 (新潮文庫) [文庫]

諸田 玲子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

時は平安。都では、東宮と契った女は物怪にとりつかれるという噂が流れていた。東三条家、温子姫の女房・弥生は、母・近江の死に関する妙な噂を耳にする。真相を探るため、旧知の人々を訪ねる弥生。母の遺した和歌が二つの噂に関係しているらしいと突き止めるが、周囲で次々と怪死事件が発生し…。愛憎と欲望渦巻く宮中を舞台に描く、時代ミステリー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

諸田 玲子
1954年、静岡市生れ。上智大学文学部英文科卒。外資系企業勤務の後、翻訳・作家活動に入る。’96年、『眩惑』でデビュー。2003年、『其の一日』で吉川英治文学新人賞を受賞。’07年、『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 537ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/1/28)
  • ISBN-10: 4101194300
  • ISBN-13: 978-4101194301
  • 発売日: 2010/1/28
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
主人公は、若い女房の弥生。母親は歌の名手で帝の寵愛を受けるほどの有名な女房だった。その母の死の真相究明のために宮中に上がり女房として務める弥生を中心に、左大臣家と右大臣家の争い、帝の継承問題、かつての事件の謎の究明などが描かれていく。宮中人間関係図を見ながらかなり複雑な人間関係を確かめながら読み進める手間はかかるが、それ以上にスケールの大きい王朝ミステリーと平安時代の恋愛事情のおもしろさにより、楽しく読み進めることができる。作者の研究熱心さにより、ストーリーだけでなく、その時代の文化を楽しむことができる。
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By White Spirit トップ50レビュアー
形式:文庫
一言で云うなら平安朝推理小説です。
ヒロイン・弥生は東宮に嫁ぐ日を目前にした温子姫の女房。
弥生の母も現中宮・芳子の女房で名を近江と言い
帝の寵愛を受ける程の美貌と教養の持ち主でした。
が、帝の子を妊娠中に謎の死(焼死)を遂げます。
弥生はその母の死を探っていく中でやはり宮中に恨みを持つ
運命の男性・音羽丸と出逢います。
だんだんと宮中内の歪んだ複雑で絡み合った様々な人間関係の闇が暴かれて
いくのですが…。

それにともない関係者も次々に殺されていきます。
渦中にあっても理性を失わず敢然と立ち向かう
ヒロイン・弥生の明るく強い聡明で利発な姿に共感しました。

しかし東宮は中宮・芳子の虐待のトラウマから心を病んでしまい
最後は…美男子なだけに残念に思いました。

見えないものの存在、物の怪、怨霊を信じた平安人。。
しかし現代でも怪奇現象や霊の存在はあると考えつつ…
弥生に感情移入して一気読みしました。
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