内容紹介
恋の予感を覚えたら手紙に想いを託す。でも、間違った相手に届いたり、盗み見られたりと危険がいっぱい。王朝人は恋の成就のために、文章に凝り、タイミングを図り、装飾に工夫を凝らした。手紙で探る恋の世界。
内容(「BOOK」データベースより)
王朝に生きた人々は、私たちとは比べものにならないくらい多くの手紙を綴っていた。紙や文字に細心の配慮をし、内容にふさわしい植物の枝に付けて文を送るような工夫も凝らす。心待ちにしている返事がなかなか届かなければ不安にかられ、素早く返信をもらえば幸福感に包まれる。一方、途中で盗み読まれたり、間違った相手に届くといった危険も多く、それを防ぐ手立ても必要とされた。王朝人にとっての手紙の意味を『蜻蛉日記』『源氏物語』など古典の名作から探る。