今回登場する、森川智之さん演じる「人魚姫の王子様」。
序盤から「私は不幸だ」を連発し、運命の人とのドラマチックな恋を夢見ているので、HPの紹介どおりどこか浮世離れした王子様かと思いきや!
いざ運命の相手?が現れると、途端に超シビアな現実モードにモード切替。
言いたい事や正論をズケズケズバズバ、特に人魚姫の従者に向かって容赦なく言い返します。
それまでの占い好きや甘党の一面と、この厳しい突っ込みができる一面とのギャップ。
それが、今回の聴き所にあたると思います。
勿論、森川さんのこれまで演じてきた役らしく、甘い声で自分の想いを語るシーンも健在ですので、そっち目当ての人も、買って損はないでしょう。
そして、毎度おなじみ竹本さん演じる、人魚姫の従者=カメ。
姫を心の底から心配し、あの手この手で姫と王子をくっつけようとするテンション高く早口な人間時の姿と、のたのたして老けた喋りのカメの姿。
この演じ分けと森川さんとの全面対決が、本CDのもう一つの聴き所だと思います。
んで、本作ではシンデレラ・白雪姫・源氏物語の王子様は脇に回るわけですが・・・いや〜前者二人は突っ込み役でしか活躍しなかったせいか、上記二人に食われた感がホント強かった(笑)。キャストコメントでも森川さんが「ノンカロリー」と評していたくらい、鈴村さんは(中井さんも)今回目立ってなかったです。
一方で源氏はと言うと、珍しくシンデレラの突っ込み役に回ったり、人魚姫の王子様から本命を訊き出したりと、意外に大活躍。
その優しさが原作で女性にモテる理由なんだな、と思わせる一面も見られますので、源氏ファンの人は今回買いだと思います。
エンディングは、タイトルにもあるとおり、また王子様お疲れ様会でも触れられてるとおり、聴いててこう思えるような展開でしたが、私的にはアリだったと思います。
ただ、今後更に王子様を増やすと、ますますエンディングやキャラのバリエーション分けに苦労するだろうな・・・という話はこちらも同感。
全体的にいい笑いを提供してくれるシリーズなので、こちらとしては是非とも続いて欲しい限りなのですが。
ともあれ、今回も笑いあり、涙あり、シリアスあり、メロメロボイスありの期待を裏切らない一作となってますので、こちらからも自信を持ってお勧めします。