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王妃の離婚
 
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王妃の離婚 [単行本]

佐藤 賢一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)

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第121回(平成11年度上半期) 直木賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

15世紀末。国王ルイ12世の離婚の申し立てに、王妃は徹底抗戦の構え。弁護を引き受けたフランソワの鮮やかな戦略とは。法廷サスペンスと歴史小説を見事に融合させた作品。第121回直木賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 384ページ
  • 出版社: 集英社 (1999/2/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087752488
  • ISBN-13: 978-4087752489
  • 発売日: 1999/2/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 49,278位 (本のベストセラーを見る)
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28 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 月白
形式:単行本
 原告:ルイ・ドルレアン。
 被告:ジャンヌ・ドゥ・フランス。
 申し立て内容:婚姻の無効。

 原告をフランス王、被告をフランス王妃とした世紀の離婚裁判をテーマに書かれた作品。
 緻密に下調べされた中世フランスに神学、法学、そして裁判の様子は、読む者にリアルな情景をイメージさせる。

 主人公はナント地方の弁護士にして『伝説の男』、フランソワ。
 過去の彼は大学都カルチェ・ラタンきっての天才だったが、ある事件により大学を追われ、愛する女を失い、心身共に深く癒えない傷を負いながらその後の20年の時を過ごしていた。

 その彼がある事情によりフランス王妃ジャンヌの依頼により、彼女の願いを叶えるために王妃の弁護を引き受ける。

 絶望的、と思われた状況を鮮!やかに覆し、突きつけられた刃を、即座に相手の咽喉元に突きつけるかの様な彼の弁舌には、読むものに臨場感と興奮を与える。
 

 歴史的な裁判劇を扱った作品、ということで、最初は硬い作品かな?とやや構えていたのだが、読み始めてすぐにその思考は消えて無くなった。
 (下世話かつ露骨な表現…が、バシバシ出てます。)
 悲運に彩られてばかりだった主人公にも、ラストには救いの兆しが訪れ、読了感も極めて良い作品。
 

 難しそうに思われがちな作品だけど、まずは読んでみて欲しい。
 思っていたイメージはきっとすぐに消えて、後には夢中になってのページめくりが待っているだろうから。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
カタルシス。 2005/11/27
By NGPL トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
冒頭は些か退屈に感じて、ひょっとして本書を買ったのは失敗だったかとすら思えたのですが、
しかし割とすぐに訪れました、胸のすくような場面が。
それはまさに、鬱屈し、澱んでいた空気が解放に向かい、流れ出す瞬間であり、爽快感です。
以降はもう、ページをめくる指が止まらなくて、最後まで一気に読んでしまいました。
「時間を忘れて夢中になれる小説が読みたい」と思った方には、この本をお薦めします。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
飛行機の待ち時間に何気なく買ったこの本。翌日には、書店に並ぶ全ての佐藤賢一氏の著作を買いあさったのでした。
弱いものいじめ裁判をひっくり返す弁護人の、作戦と言動が良い!してやったりと言う感じですっきりします。
なぜか映像が浮かんできて、映画を見ているように本が読めました。

途中で思わせぶりに途切れた文。後で、「ああ、それで・・・。」と思うことになります。

これから幸せな人生を歩んで行くであろう人々に幸あれ!です。

このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
歴史的背景を知らなくても大丈夫な描き方で楽しめました
醜女という理由で味方もなく、圧倒的に不利な裁判で苦境にたたされた王妃。その孤立無援な惨憺たる様子は、ある事情から王妃を憎くむ男性にさえ、弁護士を引き受ける気にさせ... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: Movies★cafe
このあと腕を上げるのだろう 
日本人が中世フランスの史実をもとに小説を書くというのは珍しい。辻邦生の『背教者ユリアヌス』なみである。仮にフランスの作家が同じ素材で書いたらとうてい勝てまい。続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 小谷野敦
文句なくお勧めです
中世フランスの話ということと、以前古代ローマに関心があってカエサルの「ガリア戦記」や「内乱記」、スエトニウスやプルタルコスなどを読み漁っていたときにたまたま目に入... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: whityinhuman
まさに権力に対する頭脳戦
フランス王妃と、その夫ルイ12世との離婚裁判を舞台にした小説。
しかも原告は夫の方。

この裁判の弁護士がキレモノで、... 続きを読む
投稿日: 2010/3/22 投稿者: Alice
良質の法廷サスペンス
... 続きを読む
投稿日: 2009/10/18 投稿者: ishilinguist
闘う知性
知性はときに暴力的になる。作者佐藤賢一氏はルネサンス期フランス宮廷で実際におこなわれた王家の離婚裁判をとおして、知と情と力をダイナミックに描く。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/3 投稿者: toki-ho
やはり彼の最高傑作!
佐藤賢一をなぜ自分は今まで読まなかったのだろう。確かに自分の好みの作家であろうことは昔から感じていたが、直木賞作家とかは敬遠してしまう癖があるからか。もったいなか... 続きを読む
投稿日: 2009/7/17 投稿者: hamachobi
女が書けない? 書けてますよ!
... 続きを読む
投稿日: 2009/3/2 投稿者: みたか
不正な裁判への憤り
中世フランスを舞台に、不正な裁判に憤り、弁護に立ち上がった弁護士の活躍を描いた小説である。自己の方が相手を圧迫していたにも関わらず、追い詰められていると、被害者妄... 続きを読む
投稿日: 2008/10/1 投稿者: 林田力
“女”をわかっている作家の良作
「フランス国王夫妻の離婚裁判」。
それも王妃側をクローズアップさせたものである。
この本が「直木賞」を受賞し、かなり売れたのも、... 続きを読む
投稿日: 2008/9/24 投稿者: unauna
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