物語を簡潔に表すならば、百年に一度行われる裏社会の王様決定戦でしょうか。
何でも、その王様決定戦に参加するには資格が必要らしく、器紋章(キャパクレスト)という超能力のようなものを持っていることが
参加条件らしいのですが……その辺りの説明がかなり曖昧です。
中盤から若干流し読みになった感は否めませんが、結局最後まで器紋章とはいかなるものか、また主人公やその対戦相手の持つ能力はどういったものなのか、良く分かりませんでした。らしき文章がありはしましたが、一文だけというのはあんまりでしょう。
また、主人公の少年は最強・イケメン・鈍感の三拍子を揃えている上、嫌味なほどフェミニストなので一先ずフラグ乱立します。
守るだとか遠慮はしないだとか、歯が浮くような台詞を平気で乱射します。
不動の精神を持ち合わせていることは時に有利に働きはしますが、人間味を感じずに主人公に魅力を感じられない人も多いのではないでしょうか。
まぁ一巻という都合上、主要キャラを揃えるためのサブイベント的な内容だと受け取るならば、まだ納得出来るのですが。
急展開上等、説明が不十分、キャラ像がいまいちはっきりしない等々思うことは色々とありましたが、とりあえず買う前に店頭で数分立ち読みを推奨します。
それで主人公に対してマイナス印象を抱かなかった方は、読む際に苦もなく読めるのではないでしょうか。
シリーズ初巻ということで、次巻への期待も含めて以上のような評価とさせて頂きます。