登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
51 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
はざまに生きる者たちの心理劇,
By
レビュー対象商品: 王の男 スタンダード・エディション [DVD] (DVD)
「美形女形おしのキワモノ映画?」と思って見ると良い意味で裏切られ、意外なほどの質の良さ・主題の真剣さに驚きます。王も愛妾も芸人も、自らの身分と因襲に縛られた存在であったその時代。それぞれに課せられた運命に、背く者・反発する者・あがく者。 抗って抗って、抗った挙句に力つき、滅びに向かってゆくひとの存在はあまりにも小さく悲しく、また、その中でただひとり運命を受容する者である女形・コンギルの存在が、愛され執着されるが故に人々を滅びの渦に追いやってゆく図式は、どうしようもなく皮肉で哀れです。 チャンセンが渡る綱は空と地面の狭間にあり、 女形であるコンギルの存在は男と女の性の狭間にあり、 最下層民の芸人であるその身は人と人でない者の狭間にあり、 王は天と人民との狭間にあり、 愛妾は母と女の狭間にあって。 自分の両端にあるどちらの世界にも属せない、いわばグレーゾーンの中で生きることを運命づけられた人々の心理描写は繊細で美しく、また、劇中に登場する綱渡り・盲人芝居・仮面劇・人形劇といった芸に込められた暗喩と、それらが映画のイントロとラストで対比して上昇のスパイラルを描いてゆく構成も見事です。 ただ、この映画、 粗筋だけ追ってゆくと悲惨とも思える筋立てではありますが、個人的にはこれは希代のハッピーエンドだと思っています。 (コンギル役のイ・ジュンギも雑誌のインタビューでそう言っていましたが。) どうハッピーエンドなのかは、最後のシーンで。
46 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
先入観なしで見て下さい,
By
レビュー対象商品: 王の男 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD] (DVD)
歴史的な知識がなくとも、どの時代でもありえる、人間の心の悲しみ、喜びが表現されていると思います。暴君と呼ばれる王、しかし彼の深い悲しみ・・・見ていて後半は胸が締め付けられるようでした。その王の、悲しみを知ってしまったコンギル。そのコンギルを見守り続けるチャンセン。こう書くと、同性愛的に思うかも知れませんが、そうではなく、もっと深い人間の心の底を描いているのです。他のキャストもすばらしいです。名の売れた俳優が、いなくとも、いい映画はできる!そして何度も何度も見たくなる、そして見れば見るほどに、いろんな事を考えさせられる映画です。
40 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
観れば観るほど…,
By 涙月 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 王の男 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD] (DVD)
この作品は決して男同士の恋愛に焦点を当てたものではなく、深い愛情や絆、心の闇を描いた作品だと思います。私はもう何回も観ていますが、チャンセン(旅芸人)コンギル(チャンセンの相方、女形芸人)ヨンサングン(暴君、狂気の王)それぞれの視点で観る事で感動が増していきました。 純粋な心と妖艶な姿を持つコンギルに心の癒しを求め執着するヨンサングン。 王の寵愛を受けるコンギルに不信感を持ちながらも深い愛で彼を守り続けるチャンセン。 暴挙を重ねる王の心の闇に触れ同情するも、チャンセンに離れて欲しくないと強く願うコンギル。 出演されている俳優さん達の演技力も素晴らしかったです。 特に目を引いたのは、やっぱりコンギル役のイ・ジュンギくんの中性的な美しさですね。何気ない仕草や表情までも不自然ではない女性っぽさを見事に表現されてました。 とても切ない物語ですが、何とも言えない暖かい余韻が心に残る作品です。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|