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48 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まっさらな未来,
By 春雨 (神奈川県在住) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 獣の奏者 (4)完結編 (単行本)
真王の軍から逃げて、「残された人々(カレンタ・ロゥ)」に知識を求めにいくことが かなわないことだと判断したエリンとイアル… エリンは王獣部隊の養成を、 イアルは王獣部隊が戦場に出る必要のないことを願って 闘蛇乗りになることを決心します。 危惧した通り、隣国ラーザは闘蛇部隊を率いてリョザ王国に侵攻、 いよいよ戦いの幕が切って落とされます。 人の手によって繁殖された闘蛇と王獣が出会ったとき、 一体どんな災厄が訪れるのか… 「緑ノ目ノ民」と「金ノ目の民」がともに巧妙に隠してきた真実に、 とうとうエリンは出会います。 王獣部隊育成のため、リランたちを訓練するエリンの葛藤と、 それを支えるイアル、見守るジェシや周囲の人々… エリンは望んだとおり、自分や歴史のしがらみに囚われない、 「まっさらな未来」をジェシにあたえることができるのか。 登場人物一人ひとりの心情が細かくリアルに描かれていて、 まるで、自分がこの世界に生きているかのように物語に引き込まれ、 一気にラストまで読めました。 この結末しかなかったんだろうなあ、とせつなく思いました。
24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
壮絶で深い物語,
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レビュー対象商品: 獣の奏者 (4)完結編 (単行本)
寝る前に読み終えたため、頭が冴えてしまい、胸がいっぱいになって、なかなか寝付けませんでした。あまりに壮大で、壮絶で、いろいろなことを考えさせられる深い物語です。 切なくてつらいところもありましたが、安直な方向に流されないところが、 上橋菜穂子さんならではの物語の紡ぎ方だと思いました。 でも、もうこれで本当に完結したのだ、エリンやイアルともう会えないのだと思うと、 寂しくてたまりません。 たくさんの人にこの作品を知ってほしい。上橋菜穂子という稀代の作家が いるということを知ってほしいと心から思います。 児童書に興味のない大人は手に取らないでしょうし、児童書コーナーだけに 置いておくのはもったいない作品です。
48 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人々と獣たち,
By レフティー (秋田県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 獣の奏者 (4)完結編 (単行本)
エリンの、リランの、イアルの、ジェシの、セィミアの、シュナンの、ロランの、アルの・・・・その他多くのそれこそ、物語では名前すら出てこなかった人々や獣たちの物語。まさに歴史の転換点とも言うべき「そのとき」に、1人の人、1匹の獣の思いだけではどうしようもない大きな時代の流れと、それでも何事かをなさんとするそれぞれの意志の力と、いろいろなものが絡み合い織りなされる物語は圧倒的だ。 上橋先生の描かれた物語は登場人物達と同じ空気を吸っているかのように感じるほどにリアルだ。 これは、一字一句ゆるがせにしないその筆致ゆえかもしれないし、それ以外にも理由があるのかもしれない。ただ言えるのは、そのリアルさがあるからこそ、物語に登場する人々の思いや行動に、これほどまでにも強く私たちの胸が揺さぶられてしまうのだろうということ。 1人の力ではどうしようもない時代の流れに抗い、見据え、受け入れて、その上で為すべきと考えることを為そうとしたエリン。そしてそのエリンの思いを理解し、彼なりの方法で連れ添うイアル。 ジェシそして王獣達を解き放つためにエリンが採った行動とその結末は・・・ この先は皆さん自身の目で見て、感じて下さい。 ああ、なかなか心が物語から帰って来れない。。。
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