エルロイの久々の翻訳。長編ではなく、同一の主人公の連作集。
主人公はハリウッドの刑事と女優。エルロイの得意な設定だ。
原文を読んでいないから、よく分からないけど、あの文体ってエルロイなのかなぁ。翻訳は面白いんだけど、自分がイメージしていたエルロイと大分違う。
『ブラックダリア』の映画化もあって、またエルロイブームがきそう。『L.A.コンフィデンシャル』は映画も小説もよかったけど、ブラックダリアはどうかなぁ。
エルロイと初めて出会った時の衝撃は今も消えない。20年ぐらい前になるけど、その当時よりも、今の方がエルロイのよさが分かる。若い時には、人生の苦さや報われない愛など、分からないんだろう。
この『獣どもの街』も基本は一人の男の一人の女への愛、オブセッションだ。すてきなラブストーリーだ。