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この作品の主人公はレズビアンの劇団員。女性の同性愛がどんな風であるのか全く知らなかったが、嫌な感じはなかった。同性に惹かれることもあるだろうと思えた。王寺は、全く中性的な人物だった。彼女の行動全てが、印象的というか、魅力に思えた。続編が二作あり、それでもまだ収まっていない部分があるから、この著者は王寺を主役にまた書くのかもしれない。もう一度、読みたい。
ただ作者初期の作品と言うことで、キャラクターの動きに一貫性がないところがあり、たまに違和感も感じた。
ミチルの劇団に対するまっすぐで強い思いが、細かいたくさんの言葉で伝えられる。
作者が劇団出身とあり、あとがきにもそちらに触れていたので、少し大げさな感じはしても、リアルな言葉なのだろうと思う。
呼んでいる側に響きやすい。
本のレビューに「青春恋愛小説」とあったが、劇団に対する「青春」のほうがはるかに強く、「恋愛」の印象は少し薄かった。
主人公にはとても惹かれるので、この作者の本をもっともっと読んでみたい。
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