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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
中山可穂文学の原点,
By のいのい (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 猫背の王子 (集英社文庫) (文庫)
「自分とセックスしている夢を見て、目が覚めた。」
印象的な書き出し、印象的な表紙写真、印象的な登場人物。 とにかく強力なインパクトを持った作品です。 特に主人公の王寺ミチルは、極めて強烈でリアルな存在として読者の目の前に立ち現れます。 現実の友人や同僚よりも、はるかにリアルな存在として読者の生活の中に現れ、そして読者のハートを奪っていきます。 読み終わる頃には、王寺ミチルがずっと昔からの知人であったかのような錯覚すら覚えることでしょう。 自分の現実の生活をすらきっと王寺ミチルにかき回されることになりますが、それもまたこの作品の楽しみのひとつです。 時間と心に余裕のあるときに、どうぞお読みください。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ミチルの生き方に惹かれる,
By
レビュー対象商品: 猫背の王子 (単行本)
表紙のインパクトに惹かれて読んだ。がりがりに痩せた女が、ナイフを握りその瞳の先を見据えている、迫力のある表紙。その姿は、まさにこの物語の主役王寺ミチルをあらわしていた。この作品の主人公はレズビアンの劇団員。女性の同性愛がどんな風であるのか全く知らなかったが、嫌な感じはなかった。同性に惹かれることもあるだろうと思えた。王寺は、全く中性的な人物だった。彼女の行動全てが、印象的というか、魅力に思えた。続編が二作あり、それでもまだ収まっていない部分があるから、この著者は王寺を主役にまた書くのかもしれない。もう一度、読みたい。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
痛々しい印象です。,
By
レビュー対象商品: 猫背の王子 (集英社文庫) (文庫)
主人公のミチルが、骨ばっていて自堕落、不器用な感じでいとしい。ただ作者初期の作品と言うことで、キャラクターの動きに一貫性がないところがあり、たまに違和感も感じた。 ミチルの劇団に対するまっすぐで強い思いが、細かいたくさんの言葉で伝えられる。 作者が劇団出身とあり、あとがきにもそちらに触れていたので、少し大げさな感じはしても、リアルな言葉なのだろうと思う。 本のレビューに「青春恋愛小説」とあったが、劇団に対する「青春」のほうがはるかに強く、「恋愛」の印象は少し薄かった。 主人公にはとても惹かれるので、この作者の本をもっともっと読んでみたい。
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