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もっとも、猫楠という飼い猫を狂言回し(水木版「吾輩は猫である」)にするなど、筆者
はかなり脚色をくわえているので、独自の作品に仕上がっています。とはいえ南方が死ぬ
まで自分を飾らない純粋な人だったことが本書からもよく伝わってきます(ただし筆者の
脚色も入っていますので、南方の生涯について知りたい方は、伝記にあたることをおすす
めします)。
本書には猫楠をはじめ、たくさんの猫が登場します。筆者のえがく猫はいつ見ても愛らし
いです。猫好きにはたまらない一冊だと思います。
第1話 「大怪人」との出会い
第2話 那智山中の幽霊村
第3話 わが思いの貴婦人
第4話 山高帽で訪問
第5話 田辺の親分
第6話 神狩り戦争
第7話 人魚の裁判
第8話 蟻の研究
第9話 日高川踊り
第10話 柳田国男
第11話 猫安の招待
第12話 高野山
第13話 権蔵との戦い
第14話 南方研究所
第15話 大いなる哀しみ
第16話 天皇陛下
第17話 転生
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