猫好きにはたまらない楽しいビジュアルブック。装丁も、ぺージのレイアウトもキュート。猫ものコレクターが好きそうなものだけでなく、実際の猫用遊び道具なども紹介されていて、飼い主さんにも役立ちそう。へえ、こんなものもあるのか、と感心させられるものも多い。
でも、最近こういうカタログ的な本が多いので、もう少し格調高くなるように、蘊蓄話などがあったらなあ、とちょっと残念。たとえばエジプトの猫の神様とか、朝倉彫塑館には猫の彫像がいっぱいあるとか(今は休館中らしいが)、ヘミングウェイの猫だらけの家とか。そして、「ぐーぐー」を出すのなら、大島弓子さんの猫もの元祖「綿の国星」か、サバ・シリーズにも触れてほしかったですね。それと、宮澤賢治の「猫の事務所」と。
それと、後ろカバーの佐々木ルリ子さんの紹介に誤植がある。佐々木さんの責任じゃないのに、残念。出版社さんには、猫をなめてほしくなかったです。