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猫は知っていた―仁木兄妹の事件簿 (ポプラ文庫ピュアフル)
 
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猫は知っていた―仁木兄妹の事件簿 (ポプラ文庫ピュアフル) [文庫]

仁木 悦子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 620 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ミステリブームの先駆けとなった、江戸川乱歩賞受賞作!

「魅惑的なタイトルに惹かれて本を手に取った、
遠い少年の日の記憶そのままに――。
仁木悦子が奏でる謎と論理のハーモニーの、今なお
なんと愉しく小気味よいことか。
世代を超えて読み継がれてほしい名作、である。」
――綾辻行人(帯より)

今でも多くのミステリファンや書き手が「私の原点」と語る作家・仁木悦子。
本作は1957年第3回江戸川乱歩賞を受賞(作家としては実質1回目の受賞)し、
翌年刊行された松本清張の『点と線』とともに、一大ミステリブームを巻き起こしました。

植物と推理をこよなく愛する「草食系」男子の・雄太郎と、
事件と聞けば首を突っ込まずにはいられない・悦子が
引っ越した下宿先の医院を舞台に起こる奇怪な事件の数々――。
凸凹コンビによるユーモラスな掛け合いと鮮やかな謎解き、
そしてクラシカルでどこかほのぼのとした昭和の雰囲気を、
どうぞお楽しみください。

内容(「BOOK」データベースより)

時は昭和、植物学専攻の兄・雄太郎と、音大生の妹・悦子が引っ越した下宿先の医院で起こる連続殺人事件。現場に出没するかわいい黒猫は、何を見た?ひとクセある住人たちを相手に、推理マニアの凸凹兄妹探偵が、事件の真相に迫ることに―。鮮やかな謎解きとユーモラスな語り口で一大ミステリブームを巻き起こし、ベストセラーになった江戸川乱歩賞受賞作が、装いも新たに登場。

登録情報

  • 文庫: 302ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2010/3/10)
  • ISBN-10: 4591116778
  • ISBN-13: 978-4591116777
  • 発売日: 2010/3/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 62,704位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これはいい! 2010/4/12
形式:文庫
書店で時間つぶしの本として買った。表紙の絵がかわいらしいのに惹かれた。読み始めて「これはいい作家を見つけた!!」と興奮したぐらい、この本を見つけた偶然に感謝した。

戦後間もない昭和。テレビさえない時代。仁木兄妹はある個人病院の2階の部屋に下宿することになる。兄は植物の研究をしている学生。ちょっとオタクっぽくておっとりめ。すらりと背が高く、妹と仲良し。妹は音大の師範科に通う学生。好奇心旺盛で行動力もある。
下宿に引っ越してきた途端、失踪事件と殺人事件が発生。探偵小説が大好きな好奇心旺盛な妹と兄は事件を調べ始める・・・・・

という話。
作者は1928年生まれ。リアルタイムで昭和のこの時代を知ってるだけに、言葉遣いや当時の生活がとってもレトロ。謎解きの面白さ、仁木兄妹の会話の面白さに加えて、今の時代とは大きく異なるこの当時のおっとりとした情景を楽しめる。ただし時代が違いすぎて「それ、何?」と思う単語に出くわすことも多々あり。でも大丈夫。最後の解説に載ってるから。

個人的にはラストがいささか唐突というか、今の小説には必ずある「エピローグでの他の登場人物に関する後日談」がないのでちょっと驚いた(笑)アノ人は結局、アノ人とどうなったんだ、とか、○○ちゃんはどうなったの?とかがわからないまま。しかしそれでもこの小説を読んでた間は極上の時間だった。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mutantmogura トップ1000レビュアー
形式:文庫
日本のクリスティと称される著者の、デビュー作である。
実にさわやかな作風だが、その中身は結構どろどろである。
さまざまな愛憎がからみ、ミステリだから殺人がおきる。
執筆されたのは昭和30年代だけれど、そんな時代を感じさせないものがある。
タイトルも古めかしいが、なにか不安を感じさせるようで良い雰囲気だ。

こういう、王道の本格ミステリで乱歩賞というのがまた、時代を感じるが、何とも言えずに良い。
今では、こういう王道ミステリじゃ乱歩賞なんて予選も通過しないはずだからね。
それに、妙な恋愛やら何やらもないから、セールスにも困るかも。

「恐怖劇場アンバランス」でドラマ化されたものを見たことがある。
原作がさわやかなだけに、ドラマも結構良い出来だった。
今ならDVDで見られるはずだ。
仁木兄弟の登場する長編はあといくつかあるけど、完成度という点では、本作が一番じゃないだろうか。
若者たちが今読んでも、多分ほとんど違和感がないほどモダンであり、スタイリッシュだ。
地味といえば地味だ。
確かに派手なアクションなんかない。
でも本作は、それこそがキモなんだ。
病院がメインの舞台だけど、決しておどろおどろしいものじゃない。
これが乱歩だったら、それこそ大喜びで血なまぐさい話にしたことだろう。

静かな、実に静かなミステリである。
しかし、読んで良かったという読後感の味わえる、間違いなく上質の和風本格である。
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形式:文庫
昭和32年に出版された『古き良き探偵小説』です。オーソドックスな構成と女性らしい読みやすい文章は、今日でも決して色あせていないどころか、むしろ現在の若手作家さん達に見習って欲しいくらいに思います。
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