前作で結ばれた伊原と幸。
今作では、伊原の周辺事情がクローズアップ。
嶋村弟・樹里が経営する「関係者以外お断り」のカフェバーに出入りするようになった
同ビル内のデザイン事務所の新顔・尾木。
この人、ヘラリと軽くて、でも腹の中になにかありそうな気配を漂わせている人で、
やたらと幸に構ってくる。
その様子に何かを感じた嶋村兄弟が伊原に忠告。
時同じ頃、伊原は政界の重鎮・葛西からの依頼で面倒な仕事を受ける。
その調査対象者が何やら伊原の周辺へ一絡みあるようで・・・
尾木は軽佻浮薄っぽく見えて、何考えてるかわからない人物。
でも根っこは良い人で、きっと寂しさを抱えてるんだろうなと。
周囲の人達が警戒の目で尾木を見る中、幸だけは尾木の善の部分を感じ取り、
伊原や嶋村兄弟の忠告を頭の端っこに置きつつも、
他の常連に対する態度と同様に尾木に接する。
そんな幸の姿に尾木は心を動かされたんでしょう。
伊原は、尾木の行動と自分の仕事の絡みを知り、尾木を警戒はしても、
自分のテリトリーから強引に追い出そうはしない。そこに伊原の人間性が出てます。
そして嶋村兄弟のサバサバした愛情が素敵(笑)
幸の素直さとか優しさとか賢さがしっかり出てるお話でした。